【EXVS】俺のヘビア体力MAX(580)の状態で味方のマスターが2落ちした瞬間は流石に切れかけた。
ん、ん~あるあるあるあr(ry

ねーよ!

ちなみに俺はタイマンで体力8割有るデッテニーをぶっ殺してるから非は無い!…と思いたい。

曲芸ダッシュ(前格→前虹)×N使っても限界が有るんだよ!2000で3000の足に追いつけるわけねーだろ!

コレが…シャッフル…

重腕はどうしてもメインの弾が切れたら援護(カット)出来ない時間が発生してしまう。ミサイル(チャージ含む)を撒いてけん制はできてもカットとなると話が違う。重腕はプレイヤーの数が少ないからそこんところ理解してもらうのは難しいかもしれないけど…マスターが1落ち後に俺が無傷だってメッセージ送ってるんだから俺が1回落ちるまでは後ろで石破でも撃っててくれよ…

リプレイ4回ぐらい見なおしたんだけど俺が1回金マス(1落ち後2回目の半覚)をミサイルで誤射してるわ、非が有ったのは俺だ。マスターには当ててなかったものの、途中で敵にミサイル当てた事でダウン値が溜まりフルコンが入ってなかった。
牛角とか行っちゃう程の~
http://www.youtube.com/watch?v=OlsDD3clCHE

別に何が特別に忙しいってわけでもないんだけど、普通の日常が糞忙しくて更新できてません。

ごめんね!

あ、姉貴の子供が先日産まれました。今年は環境的に色々問題があって心配だったんですが特に問題無く母子共に健康で無事生まれたそうです。

初産なのに予定日通りとか!っぱねぇ!
イニストラード新メカニズム:両面カードのルール
載せおえた後に公式が日本語に対応した・・・だと

http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/feature/157b

本文が日本語訳されてないし、軽く調べた程度だけど他のDNとかでもやってなさそうなのでやります。ルールに関する事なので微妙なニュアンスで挙動が全然違ったりしてきてしまうので、訳した内容を鵜呑みにせずいずれ出る日本語公式FAQを参照してください

なお、一応全ての項目を載せはしますが(両面カードの概要、両面カードをデッキに入れる、変身)の3つに関しては公式の別のページで日本語訳が載ってますのでそちらを転載します。新規訳の項目にはマークを入れておきます。

では行きます。

・《両面カードのルール》
このページでは《両面カード/double-faced cards》の詳細について用いるつもりだ。イニストラードのメカニズム(http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/feature/157a)の基本項目で抑えた部分のおさらいもするつもりだ。今貴方が基本を見てから、こちらのページに飛んだのであれば丁度同じ内容の補完をする事になるだろう。

今まで100億枚ものマジックのカードが印刷されてきた、そして今まで、一つの共通点が有った:それはカードの裏面だ。だが、もうそれは今日までだ。今回が初めてとなる、イニストラードで《両面カード/double-faced cards》というものが登場する。

(混乱したかい?《変身/Transform》ボタンを押して御覧!)

この文章項目ではどうやって《両面カード/double-faced cards》が機能するか見ていく事になる。こちらで提示される情報が全てを網羅しているわけではない、もしかしたらイニストラードの発売と共に更新されるComprehensive RulesやTournament Rulesでルールが拡張される事で驚く事になるかもしれない。もし疑問に思った内容がここの項目で「解」が載っていない場合、イニストラードFAQで詳細を見る機会が得られるだろう。

・《両面カードの概要/Double-Faced Cards in General》
両面カードは、ご想像の通り、両面が表です。いわゆる普通のマジックの裏面はありません。その正面とは、太陽のシンボルとマナ・コストが記されている側で、こちらが基準となる面です。両面カードは、つねに正面を表にして戦場に出ます。これは、そのカードが唱えられてスタックから出る場合や、それ以外の、例えば(《ゾンビ化》等により)墓地から出る場合においてもそうなります。

両面カードの背面には月のシンボルがあり、マナ・コストが無く、その色を示す色指標――タイプ行上の点――があります。両面カードの両方の面は同じ色であることがほとんどですが、そうでない場合もあります。背面の特性は、そのカードが戦場にあり、背面が表になっている状態でのみ参照されます。それ以外では、正面の特性のみが参照されます。(例えば、デッキ内の《ガツタフの羊飼い》の点数で見たマナ・コストは2です。0ではありません。)

各両面カードには、それを変身させる能力が少なくとも1つあります。両面カードを変身させる場合、それを裏返し、もう一方の面を表にします。

・《両面カードをデッキに入れる/Putting Double-Faced Cards in Your Deck》
両面カードをデッキに入れる場合、選択肢は2つあります。多くのプレイヤーが行うように、デッキの全てを不透明のスリーブに入れるか、あるいは多くのイニストラードのパックに入っているチェックリストをしようするかです。チェックリストを使ってデッキ内の両面カードを使用する場合、デッキ内のすべての両面カードでチェックリストを使う必要があります。

スリーブを使う場合、話は簡単です。両面カードを正面が見えるようにスリーブに入れ、変身する場合はスリーブから出してください。(その上でスリーブに戻してもいいですが、戦場から離れたら元に戻してください。)

チェックリストは通常のマジックの背面で、表面はこうなっています。

チェックリストカードを使う場合、両面カードを脇にのけ、各チェックリストのその両面カードのカード名の脇に印をつけます。(チェックリストの裏に透けない筆記用具を使ってください。また、チェックリストには1つのカードのみに印をつけてください。)

チェックリストは、そのカードがライブラリーや手札、追放領域に裏向きに置かれている場合に使用し、両面カードはそれがスタックや戦場や墓地、追放領域に表向きに置かれている場合に使用します。

《両面カードをドラフトする場合/Drafting with Double-Faced Cards》
当然その独特な本質上、《両面カード/double-faced cards》は他のカード達とは違いブースタードラフトでは一目瞭然になってしまいます。

ブースタードラフトのピックの間、《両面カード/double-faced cards》は公開情報であり両面カードを公開しておくか隠して秘密しておくかに対してペナルティーを課せられる事はありません。ドラフト中プレイヤーはカードのいずれかの面を露わにして他のプレイヤーに公開しながらやっても構いません。もしプレイヤーが両面カードの情報を隠す事を望むのであればその為の手段を取ってもかまいません。(訳注:肝心なその方法とか書いてないんだけど…スリーブに入れて廻すとか?それでも最低限変身カードである事は分かっちゃうんだけどね。パック剥いた段階で全てのカードをスリーブに入れるとかナンセンスだし。)だが秘匿する事は強制されているわけではありません。なにはともあれ、プレイヤー達がドラフトしてる最中は席に着いたまま行わなくてはいけません。

過去に、マジックで片面にしか印刷されていなかった時代ではピック中のカードは公開情報ではなかった為、情報を公開、または公開しようと試みようとした場合ペナルティーが課せられていました。

イニストラードがリリース後では、プレイヤー達はピックしたカードを好きな順番に束をまとめて良いのです。この事実は全てのカードに適用され、ピックした両面カード以外にもこれからピックする両面カードを含むカードの束にも適用されます。もし望むのであれば、プレイヤーはピックしたカードの束の一番上のカードを基本地形やチェックリストカード(トークン枠のカード)にしてその下に両面をカードを隠しても良いのです。

・《変身/Transforming》
両面カードが変身した後でも、それは同じカードです。したがって、そのカードにつけられているオーラ、置かれているカウンター、その他の効果はそのまま残ります(両面カードの特性が変わって、オーラが適正につけられない場合は別です)。

“変身させる”という表記は、現在の面がどちらであるかに関わらず適用されます。言い換えれば、《ガツタフの羊飼い》を変身させれば《ガツタフの咆哮者》になり、《ガツタフの咆哮者》を変身させれば《ガツタフの羊飼い》になります。

イニストラードのすべての狼男は、《ガツタフの羊飼い》や《ガツタフの咆哮者》と同じ変身の条件を持っています。しかし、両面カードはすべて狼男という訳ではなく、すべての両面カードが双方へ変身する訳ではありません。例えば、《ルーデヴィックの実験材料》を見てみましょう。

・《両面カードとコピー効果の作用/Double-Faced Cards and Copy Effects》
いくつかのルールの中でもっとも理解しにくく相互作用で複雑になるのは《両面カード/double-faced cards》とコピー効果で、《クローン/Clone(M11)》や《鏡編み/Mirrorweave(SHM)》等のカードが該当します。

もし何かしらの効果で《両面カード/double-faced cards》をコピーする場合、コピーするのは今表として見えている特性の方だけで。もう片方の特性はコピーしません。

《変身》が適用されるのはあくまでも両面印刷されている《両面カード/double-faced cards》だけです。もしトークン又はマジックの通常の裏面を持つカードが《変身》しようとしても、その代わりに実際はなにも起こりません。例えそのトークンや通常の裏面を持つカードが《両面カード/double-faced cards》のコピーで片面の特性を持っていたとしても、《変身》する事は出来ません。

もし《両面カード/double-faced cards》自体がコピー効果で他のカードになった場合、そのコピーした特性が上書きされ、コピー効果が持続する限り続きます。たとえその後《変身》したとしてもコピーした特性が優先されます。《両面カード/double-faced cards》が別の《変身》効果を持つカードのコピーになった場合、実際の《変身》は作用します。なぜなら元となったカードが両面印刷をされているカードで《変身》可能だからです。だけど依然《変身》後その特性はコピーしたカードを優先します。この事実は片面しか特性をコピーできなかったのでもう片方の特性は持たない事を示唆します。 

I’m Back

2011年8月28日コメント (1)
http://www.youtube.com/watch?v=lYotpZH9XbQ

やる気が戻ったから翻訳やるよー!


ガンダム大好き芸人

2011年8月24日
時代は上海のようで…
時代は上海のようで…
時代は上海のようで…
USが終わんねーんだよ!

サボってる俺が悪い。

翻訳してて気づいたんだけど《機を見た援軍/Timely Reinforcements(M12)》って別々の項目でチェックするんだね。

てっきり両方とも条件満たしてないと空気かと思ってた。

別に片方の条件だけでも満たしていれば片方は解決するんだね。

俺はテキスト読め(笑)

モダンのZOOは《罰する火/Punishing Fire(CMD)》と《機を見た援軍/Timely Reinforcements(M12)》でオワコンだと思うんだわ。

なんたって自分でライフを減らさず相手にライフをあげる事で差が出来るからね!イェイ!

問題は白緑ってアーキタイプが強いかどうかなんだが…ドランにでも入れる?それともバント?

全部積んだZOOが強そう。→ファック!
アメリカ選手権2011 準々決勝第1試合: David Ochoa (CawBlade) vs. Noah Koessel (CawBlade)
アメリカ選手権2011 準々決勝第1試合: David Ochoa (CawBlade) vs. Noah Koessel (CawBlade)
アメリカ選手権2011 準々決勝第1試合: David Ochoa (CawBlade) vs. Noah Koessel (CawBlade)
三日目なのでデッキリストが公開されている為、名前の横に使用デッキが載るようになりました。
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/usnat11/welcome#3

一個前の翻訳も終わってないんでコレをやるのは多分次の月曜日だと思います。

Game1
Noahは5枚になるまでマリガンする。(`ε´ )ブゥー。このマリガンによってDavidに《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》による明確なアドバンテージを許される。早期に、鷹が手札にいっぱい溢れる事は、このタイプのミラーマッチにおいて大体の場合起こる、Noahの手札が減ってしまったとしても、彼自身も《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》を唱え手札を補充し握りこむ。そして両者のどちらも装備品を持っていないという事も(石鍛冶禁止後は)しばしば起こる。そして鷹は(殺されやすく)墓地へと目指す事になる。Davidはゲームの最初はNoahに比べて有利な手札を持っていて、自身の飛行持ちによってダメージを与えていたが、Noahも盤面を立て直し状態を(マイナスから)ゼロへと持ってきた。

なにはともあれここまで幾つかのライフのやりとりが有って、今は15:8だ。Davidは自身のカードディスアドバンテージに対して考慮していながらも、かなり落ち着いているようだ。Noahは《呪文滑り/Spellskite(NPH)》を通すが、それはDavidの《機を見た援軍/Timely Reinforcements(M12)》の効果を強化するだけだった、そしてDavidはこの飛行を持たない《幽体の行列/Spectral Procession(SHM)》を唱える。彼は対戦相手のライフを7へと進める、そして対面に今しがた召喚された《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx(MBS)》を見て《審判の日/Day of Judgment(M12)》で全てのクリーチャーを滅ぼす。

Noahはまだミシュラランドの《天界の列柱/Celestial Colonnade(WWK)》を残していて、こいつを起動するかどうか長考した後、相手に立ってる《島/Island(ALA)》と《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》が有る状態で彼はこのフライヤーを戦場に送り出す。

David「手札は何枚?」

とDavidは聞き、

Noah「4枚」

とNoahは答える。Davidは墓地を一瞥した後、アタッカーを《四肢切断/Dismember(NPH)》した。これでライフは11:7。

次のDavidのターン、彼は《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura(ROE)》が通るか試すも速効で《マナ漏出/Mana Leak(9ED)》されギデオンは死んだ鷹達と一緒に連祷の隊列に加わる、その後《定業/Preordain(M11)》を唱え、フェッチランドを砕き使ったカード全てを墓地で一緒に座らせる。彼にとってギデオンが死んだ事は問題ではない、Davidは次の自分のターンに《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren(M11)》を通す。(訳注:原文では《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》になってるんだけど流石に間違いなんで直しました。)彼は《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》用のマナを立たせてターンを返すがコレは相手の2枚目の《天界の列柱/Celestial Colonnade(WWK)》が偽物の命を吹き込まれ殴って来た時の為だ。

2枚目の《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura(ROE)》が戦場に降り立ち、これで2体のプレンズウォーカーが並んだ事になる。2体という数が問題なんじゃない、一人がその両方を所有しているのが問題だ。そしてDavidの場に青白の飛行を持つ土地が現れた時、Noahは持てる限りのトリックを動員しなければいけなかった:《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura(ROE)》を《乱動への突入/Into the Roil(ZEN)》で戻し、でかいフライヤーを《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》でブロック後に《四肢切断/Dismember(NPH)》した。彼のライフは残り3だ、彼は《マナ漏出/Mana Leak(M11)》と相棒のいない剣が手札に残されているだけだがその一方でDavidは6枚もカードを握っている。

Noahは3枚目となる《天界の列柱/Celestial Colonnade(WWK)》で《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren(M11)》を取り除く事に成功しなんとか盤面を平らに戻す。だが、それもDavidが《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx(MBS)》を唱えるまでだった。そしてそれは別の意味で平らな盤面を見る事になる。ブロッカーとして残った《天界の列柱/Celestial Colonnade(WWK)》を《四肢切断/Dismember(NPH)》する事でNoahはカードをまとめ上げデッキを畳み2ゲーム目に備える事になる。

David Ochoa 1–0 Noah Koessel
アメリカ選手権2011 Round 14: Jimmy Dela Cruz vs. Owen Turtenwald
アメリカ選手権2011 Round 14: Jimmy Dela Cruz vs. Owen Turtenwald
アメリカ選手権2011 Round 14: Jimmy Dela Cruz vs. Owen Turtenwald
青白カウブレードvs青白カウブレードです。
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/usnat11/day2#13

一言に青白カウブレードと言っても採用してるカードが結構違うので鏡打ちみたいにはなって無いです。

-前口上は飛ばします-

Game1
短時間のデッキチェックが行われたので若干遅れたがその後、重大な勝負が始まった。今回の勝負はカウブレードのミラーマッチで、このマッチアップは数ヶ月前のPro Tour Parisで見た光景でもある、今回はJimmyがサイコロで勝つ(先手を取る)。Jimmyの1ターン目は《定業/Preordain(M11)》が《金属海の沿岸/Seachrome Coast(SOM)》から唱えられ、Owenも同じ動きで火蓋を切る、但し土地は《島/Island(ALA)》からだ。Jimmyが2ターン目に《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》を追従させたのに対して、Owenは土地が詰まっており、2枚目の《定業/Preordain(M11)》を使い、その後《平地/Plains(M10)》を置いた。

Owenはライフ・クリーチャー共に下回っており、それはつまり《機を見た援軍/Timely Reinforcements(M12)》が彼の3ターン目に好ましい状態で唱えられた事を意味する。Jimmyは自分のターンに《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader(MBS)》を唱え、青マナを一つ立たせた状態でターンを返す。彼はその青マナを使い《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》に充てOwenから出された《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MBS)》を打ち消すが、おかわりとなる2枚目を唱えられた事で彼の計画は挫折する。同系で《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MBS)》を先に出した分だけアドバンテージがOwenにあり、そのままカードアドバンテージまで追従していくように見える。Jimmyは(ライフに)プレッシャーをかけなければいけなくなった、《定業/Preordain(M11)》を唱えた後、打撃を加えOwenのライフを17にする。

Owenは《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MBS)》を兵士に装備させ彼のチームは、チャンプブロック用に残された鷹目がけて攻撃を加える。この攻撃の手法はいたって古典的だ、ブロッカーとして紡がれる《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》達は、Jimmyに優勢をもたらす。マナに若干詰まり気味な、Owenは、彼の剣を相手に届かせる事が出来ない。そしてそれの意味する事はその間に大量のダメージを《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader(MBS)》から受けているという事だ。OwenはタップアウトしJimmyがブロッカー用に残した鷹を対象に《乱動への突入/Into the Roil(ZEN)》をキッカーで唱えるが、コレは《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》される。ぶっちゃけキッカー要らなかったんじゃね?

その答えはOwenが《乱動への突入/Into the Roil(ZEN)》+キッカーを餌にカウンターを誘惑し(使わせ)た事で、次のターン《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura(ROE)》が唱えられ、《マナ漏出/Mana Leak(9ED)》を唱えたJimmyに対してOwenは《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》で退け、本命が場に降臨した所に有る。

《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura(ROE)》は《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader(MBS)》の命を絶つが、すぐさまアクティベートした《天界の列柱/Celestial Colonnade(WWK)》によって倒されてしまう。だが盤面に《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader(MBS)》が居ないという事は、即座に剣によるまごう事無きアドバンテージが取れるという事だ。彼は全軍で突撃し、自軍の《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》が《四肢切断/Dismember(NPH)》で墜ちるのを見る事になるが、依然剣はJimmyに向いておりディスカードを強制し土地をアンタップできた。

(ハンデスされたが)Jimmyのタンクにはまだガスが残されていた、そしてそのガスとは《刃砦の英雄/Hero of Bladehold(MBS)》だった。こいつはOwenから即座に《審判の日/Day of Judgment(M12)》を撃たせるが、次のターンにおかわりの英雄が追加された事でOwenを失望させる。Owenは《エメリアの天使/Emeria Angel(ZEN)》(即座に鳥を生成)で対峙しようとするも残されたライフはたったの10だっため、粗暴な形で応対する事になる。天使は剣を握る事で、アタックしてきた英雄を殺せたが、英雄と交換にJimmyは2体のトークンを得て、Owenのライフを6に落とし込む。(訳注:詳細は有りませんが生成した鳥は列柱をブロックしたようです。じゃないと兵士と相打ちしてライフ守ってると思いますし。)

Jimmyは《エメリアの天使/Emeria Angel(ZEN)》に手が付けられなくなる前に、勝負のカタを早く付けたかった。だが彼にそれはかなわず、天使をコントロールしている状態で《天界の列柱/Celestial Colonnade(WWK)》まで加わった事でJimmyの大量に有ったライフは消し飛ぶ値にまで達する。Owenがトップから引いてきた《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》はJimmyのブロッカー用の《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》を奪い去る、そして一瞬にして決着がつきOwenがトップ8へ一本先にリードした。

Owen Turtenwald 1–0 Jimmy Dela Cruz

Game2
Jimmyは2ゲーム目の初手キープ宣言はかなり早かったが、Owenのマリガン宣言もほぼ同時に行われた。今回後手のOwenは最初に掴んだ7枚より良いものを渇望していた。

6枚のカードでキープしたOwenだが、2ゲーム目で最初に呪文を唱えたのは彼で、2ターン目に《天界の列柱/Celestial Colonnade(WWK)》からの《思案/Ponder(M12)》がそれだ。この《思案/Ponder(M12)》はJimmyの《マナ漏出/Mana Leak(M11)》に合わせられてしまう、これはマリガン後に土地が詰まる事を狙っての行動だ(土地が置けないという事はマリガン後は特に重大な問題だ)。今回の場合、Owenは2ターン目に置く土地は持ち合わせていた、そして3ターン目Jimmyを置き去りに先に《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》を唱える、だが対戦相手にも次のターン鷹を鏡打ちされてしまう。

Jimmyは鷹が相打ちした後続に《刃砦の英雄/Hero of Bladehold(MBS)》を持ち合わせていたが、《四肢切断/Dismember(NPH)》を顔面に喰らい長く盤面には居なかった。再度鷹達が盤面に四散し始め、そしてOwenは《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren(M11)》を参加させる、即座にコレの忠誠値を5に持っていく。Jimmyが2枚の《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》を使いOwenの選択肢を狭めに行きOwenの土地が少なくなるが、ジェイスが場にいる状態なので、この問題解決に対して十分なチャンスを得るだろう。

Jimmyが《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader(MBS)》を唱えた事で、Owenはプレンズウォーカーを守る事を最優先に一番良い案を考え、とりあえず「自分だけドロー」を選択し《ミラクル》への対処手段を探す。だが依然彼は土地が3枚の状態であり、相手の殴ってくるチームに対処しなければいけない状態であった。Owenは相手のターン終了時に《乱動への突入/Into the Roil(ZEN)》を《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader(MBS)》へ唱えるが、《マナ漏出/Mana Leak(M11)》を合わせられてしまう。彼はチャンプブロックの為に《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》を唱えなければならず、自身が唱えた《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura(ROE)》が《マナ漏出/Mana Leak(M11)》された事でゲームが決まってしまった。

Owen Turtenwald 1–1 Jimmy Dela Cruz

Game3
Owenが五分五分の試合で迎えた最終戦でこのゲーム初めての先攻を取ったがこの最終戦の結果によって日曜日を片方のプレイヤーはトップ8に残りの片方はその試合を周りから観戦する側に廻るだろう。彼は7枚をキープしJimmyが6枚に落ち込むのを眺める事になる。Jimmyは1ターン目に《定業/Preordain(M11)》を唱え、6枚になったマリガンに対して一矢を報いる。Owenの《マナ漏出/Mana Leak(M11)》は2ターン目にJimmyが通るか試した《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》を打ち消す。そしてJimmyがタップアウトした事で、Owenは《思案/Ponder(M12)》を唱えた上で《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》を唱える自身の場に加える。

Jimmyはたとえ装備するクリーチャーが居なかったとしても、《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MBS)》を送り出す。剣を通す事に成功したが、(効果を発揮する為には)相手の鷹による航空部隊を強引に通り抜けなければいけないのだ。Jimmyは再度2枚の《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》を使いOwenのマナベースを切り崩しにかかるが、彼を襲う4体の1/1飛行に対して即座の解答ではなかった。Jimmyはアタックによってライフが12まで落ち込み、対戦相手のOwenは航空部隊を残しながら20も残している。そして20点の内4点が《刃砦の英雄/Hero of Bladehold(MBS)》を殺す《四肢切断/Dismember(NPH)》の為に支払われる。

《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren(M11)》がOwenにカードを供給し続け、航空部隊はJimmyを攻撃し続ける、この3ターンクロックは絶え間なくレッドゾーンへと送りこまれる。Jimmyは《乱動への突入/Into the Roil(ZEN)》で1体の鷹を戻そうとするも《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》されてしまう。そして《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader(MBS)》では今まさに勝負を決めようと殴ってくる《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》も《天界の列柱/Celestial Colonnade(WWK)》もブロックする事はできなかった。

Owen Turtenwald 2–1 Jimmy Dela Cruz
プライベートな内容なので秘密に。
アメリカ選手権2011 Round 13: Brandon Nelson vs. Christian Valenti
アメリカ選手権2011 Round 13: Brandon Nelson vs. Christian Valenti
アメリカ選手権2011 Round 13: Brandon Nelson vs. Christian Valenti
青赤《欠片の双子/Splinter Twin(ROE)》vs青白カウブレードです。
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/usnat11/day2#12

-前口上は飛ばします-

Game1
後攻のChristianはフェッチランドを砕き《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer(TOR)》を唱え、Brandonから即座に困った表情を引きだした。Christianの2ターン目は《定業/Preordain(M11)》だったがこれはBrandonの《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》とお見合いする、そして攻撃はせず《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer(TOR)》を立たせて相手のエンド時にクリーチャーを焼き殺す用に残す。

3ターン目の《思案/Ponder(M12)》は《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》を見つけ出し、即座にChristianの庭を埋める。その一方でBrandonは土地を置く事に時間をかけるが--そうしてる間にも更なる《思案/Ponder(M12)》とフェッチランドがChristianから出される。Brandonは《機を見た援軍/Timely Reinforcements(M12)》を唱えChristianはターン終了時にトークンの内1体を《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer(TOR)》で焼き殺す。

Christianは《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer(TOR)》と《乱動への突入/Into the Roil(ZEN)》(キッカー込み)で援軍達を削り落す。色々なやりとりがあったが最終的に(ターン終了時に)Christianは《詐欺師の総督/Deceiver Exarch(NPH)》を瞬速で唱え、Brandonの4つの土地の1つを寝かせる。

Christian「(詐欺師唱えたけど)そっちのターンは終了…で良いよね?」

とChristianは聞く。

Brandonはターンを終了したが、それは彼がまだ死んだというわけではない。Christianが《欠片の双子/Splinter Twin(ROE)》を唱えた時最後の青マナを使いながら《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》を合わせる。

Christian「(そっちの)手札4枚だっけ?」

とChristianは聞き。

Brandon「5枚だよ…」

とBrandonは答える。

Christianは《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》の2マナを支払う。Brandonは《四肢切断/Dismember(NPH)》を唱えるがChristianは《払拭/Dispel(WWK)》を持っていた。だがBrandonは更なる《四肢切断/Dismember(NPH)》を持っていたのだ。

Christian「攻撃して1点、」

とChristianは顔をしかめながら《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer(TOR)》をレッドゾーンに送る。

Brandonは《審判の日/Day of Judgment(M12)》を唱え《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer(TOR)》と1対1交換を取る。

《貫く幻視の祭殿/Shrine of Piercing Vision(NPH)》がChristianの場に現れゆくゆくはゲームに勝つ為に2枚のコンボパーツのいずれかを掘リ出せればと願う。彼に沢山の時間が残されていたわけではない、Brandonは《天界の列柱/Celestial Colonnade(WWK)》がありChristianのライフを削る準備が出来ていたからだ。彼は2枚目の《貫く幻視の祭殿/Shrine of Piercing Vision(NPH)》を置き、Brandonのターン終了時に2枚目の《貫く幻視の祭殿/Shrine of Piercing Vision(NPH)》を対象に《乱動への突入/Into the Roil(ZEN)》を唱える。2つの祭殿の誘発型能力がスタックに乗るが、Brandonは《乱動への突入/Into the Roil(ZEN)》を《マナ漏出/Mana Leak(M11)》する事に決める。

Christianは最終的に《天界の列柱/Celestial Colonnade(WWK)》によってライフが2にまで落ち込むも《貫く幻視の祭殿/Shrine of Piercing Vision(NPH)》の上に乗っかっているカウンターはそれぞれ5と3だ。Brandonは決断を迫られる、マナをChristianを殺す(列柱の)為に使うのかそれとも消極的なゲーム運びを行い守りにマナを使うのか。

Christian「君はただ攻撃すればいいだけ、」

とChristianは駆り立てる。

Christian「今殺らなきゃいけないんだ、そうだろう?」

Brandonはため息をつき列柱をクリーチャー化する。

Christian「君のその列柱はクリーチャー化したんだよね?」

とChristianと聞き、

Brandon「攻撃しても良い?」

とBrandonは答える。

Christian「そいつは容認できないなぁ」

とChristianは答えるも列柱を止める為には山札の上に助けを求めなければいけなかった。Brandonは2マナ構えている。Christianは《乱動への突入/Into the Roil(ZEN)》を《貫く幻視の祭殿/Shrine of Piercing Vision(NPH)》に唱え両方能力を誘発させる。(カウンターが乗った後対象を取られた方の祭殿を生け贄に捧げ)彼は山札の上4枚を掘り下げ見る事で自身の《乱動への突入/Into the Roil(ZEN)》をフィズらせる。彼は無事《詐欺師の総督/Deceiver Exarch(NPH)》を見つけ出しコレを唱え、《天界の列柱/Celestial Colonnade(WWK)》を寝かせる。コレでBrandonに残されたマナは1つ。

Christianは手札から《欠片の双子/Splinter Twin(ROE)》を見せる。Brandonは《四肢切断/Dismember(NPH)》を唱えるが《マナ漏出/Mana Leak(9ED)》がコレを弾きChristianを守った。

Brandon Nelson 0-1 Christian Valenti

Game2
Christian「最初の双子が失敗するとは思わなかったよ。」

とChristianは1ゲーム目を振りかえる。

Christian「2枚の《四肢切断/Dismember(NPH)》完備だって?なんつー異常事態だよ!」

Christianは後手スタートの2ゲーム目を1ターン目《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer(TOR)》→2ターン目《貫く幻視の祭殿/Shrine of Piercing Vision(NPH)》と動くが祭殿は《マナ漏出/Mana Leak(M11)》される。

Christian「直対するよりも(サーチを)打ち消す価値はあるかもね。」

とChristianはため息をつく。

《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren(M11)》がBrandonの3ターン目に降り立ち、彼だけにカードをもたらす。Christianは《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer(TOR)》と残った3マナ目で《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren(M11)》を殺す前に、2枚の《定業/Preordain(M11)》を使い山札を掘る。今度はBrandonが《定業/Preordain(M11)》で山札を掘る番で《呪文滑り/Spellskite(NPH)》を出してターンを終了した。次のターン彼は《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》を唱え残り全ての鷹をリクルートする。

Christianは2枚目の《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer(TOR)》を唱え、Brandonが《乱動への突入/Into the Roil(ZEN)》を仕向けたタイミングで《呪文滑り/Spellskite(NPH)》を葬りさった。Brandonは《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》を仕事に取りかからせChristianに《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer(TOR)》で撃ち落とさせるよう仕向ける。彼らは長いゲームを続ける事になるが不可避な《天界の列柱/Celestial Colonnade(WWK)》に直面したChristianは《詐欺師の総督/Deceiver Exarch(NPH)》を引っ張り出されてしまう(だが手札に《欠片の双子/Splinter Twin(ROE)》が無い)。彼は勇敢にも《詐欺師の総督/Deceiver Exarch(NPH)》と《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer(TOR)》×2でダメージレースを仕掛けBrandonの20点有るライフを削りに行くが《天界の列柱/Celestial Colonnade(WWK)》とのダメージレースでは分が悪すぎた。

Brandon Nelson 1-1 Christian Valenti

Game3
彼らに残された時間は10分たらずしか無く、シャッフル中にもゲームを決める事にできる手札が来るように願う。Brandonの繰り出すカードはChristianのプランを挫折させる、《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》が攻撃を加えながら3ターン目《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》そして4ターン目《呪文滑り/Spellskite(NPH)》+《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》で更なる鷹の部隊を呼び出す。Christianは手札に溢れんばかりのカードが有り、それらは盤面を打開できるポテンシャルを持っていたが残念な事に青マナソースの数が少なく上手く動けない-そして青マナを見つけ出す為の時間もそれほど残されていなかった。

終了のコールがされたのは丁度Brandonの航空部隊がきっちり倒し切るに必要なダメージを与えるタイミングだった。そしてそれはナショナルで優勝する為の必要な一歩であり、世界選手権の為の一歩であり、そしてフィラデルフィアの招待を目指した一歩だった。

Brandon Nelson 2-1 Christian Valenti
アメリカ選手権2011 Round 12: Luis Scott-Vargas vs. David Tidd
アメリカ選手権2011 Round 12: Luis Scott-Vargas vs. David Tidd
アメリカ選手権2011 Round 12: Luis Scott-Vargas vs. David Tidd
青白カウブレードvs青緑赤《出産の殻/Birthing Pod(NPH)》+《欠片の双子/Splinter Twin(ROE)》デッキです。
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/usnat11/day2#7

-前口上は飛ばします-

Game1
LSVはマリガンする所からスタートし、なんとか6枚で終わる。Tiddの2ターン目《水蓮のコブラ/Lotus Cobra(ZEN)》はLSVに4点のダメージを与える、Tidd自身のアンタップステップを迎える事なくLSVが《四肢切断/Dismember(NPH)》で破壊したのだ。《海門の神官/Sea Gate Oracle(ROE)》が続きコブラよりは長く盤面に残る、そして攻撃を開始し1点のダメージを与える。攻撃を与えた後Tiddは2枚目となる《水蓮のコブラ/Lotus Cobra(ZEN)》を盤面に生成するが、こいつは生存権が与えられたようだ。

LSVは自身のターンで制空権を握りに行く、《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》を唱え手札を鳥達で埋め尽くす。Tiddは今一度攻撃を仕掛け1点のダメージを与えた後、《水蓮のコブラ/Lotus Cobra(ZEN)》の能力と数点のライフを支払いながら《出産の殻/Birthing Pod(NPH)》を着地させようと試みる。LSVは1分程考えた後コレを承認する。殻は早速仕事に取りかかり、神官を《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum(M12)》へと取り変える。返しのLSVのターンでは、鷹で1点を与えてから《エメリアの天使/Emeria Angel(ZEN)》をチームに加え、その後アンタップ状態の土地を1つ残す。LSVにまだ完全に制空権を握られたわけじゃない、Tiddはでかいフライヤーを自身の場に呼び出す、《失われた真実のスフィンクス/Sphinx of Lost Truths(ZEN)》を過剰なマナからキッカー込みでアドバンテージを取りながら召喚する。更に彼は殻からの出産の連鎖も止めない、《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum(M12)》は《酸のスライム/Acidic Slime(M12)》へと変化し、LSVの《天界の列柱/Celestial Colonnade(WWK)》を食べてしまう。

LSVは落ち着いている、土地を置いてからターンを返す。Tiddが後続のターンで《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph(NPH)》を唱えようとするが、LSVは2枚の《マナ漏出/Mana Leak(9ED)》でコレを止める。Tiddは単純にターンを返すのみ。LSVはTiddの土地の内の一つを《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》で食べて自身のターンに《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》を置く、これで自分のチームに更なる飛行隊員が加わった事になる。(次のターン)Tiddは殻を使い《酸のスライム/Acidic Slime(M12)》を《霜のタイタン/Frost Titan(M12)》へと変貌させ、能力によって土地をしばり、ターンを返す。

機は熟した、LSVは今この時が自分の大軍で襲いかかる時だと判断する。彼は1体の鳥を残し全てのクリーチャーを攻撃に送り出す。スフィンクスがエメ天を排除するが、その代償として7点ものダメージを喰らう事になる。もう1回フルパンを喰らえば彼は「死に体」になるだろう。だがLSVのターン終了時、Tiddは《詐欺師の総督/Deceiver Exarch(NPH)》を瞬速で唱え、LSVの土地の1枚を寝かせ、起きてる土地を残り2枚とする。アンタップしターンを迎えてから、《詐欺師の総督/Deceiver Exarch(NPH)》に《欠片の双子/Splinter Twin(ROE)》にくっつける、互いに勝敗がたゆっている状態から相手を負かし勝利をもぎ取った。

Luis Scott-Vargas 0–1 David Tidd

Game2
盤面に初めて現れたものは3ターン目にTiddが唱えた《水蓮のコブラ/Lotus Cobra(ZEN)》だった。このコブラは前のゲームと同じ運命をたどる事になり、まっすぐ墓地へと送られる《四肢切断/Dismember(NPH)》に感謝!前のゲームと同様に、Tiddは《海門の神官/Sea Gate Oracle(ROE)》をコブラの後に追従させ、LSVは最初の《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》を盤面に追加する。だが今回、(4マナで)《出産の殻/Birthing Pod(NPH)》の代わりに唱えられたのは《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum(M12)》で、彼の土地を6マナへと持っていく。LSVは空から1点を与えた後2枚目の鷹を唱え残った最後の1枚を手札に入れた後チームに加える。

Tiddは大量の土地によるアドバンテージで、《酸のスライム/Acidic Slime(M12)》を唱えようとする、だがLSVは《瞬間凍結/Flashfreeze(M12)》で対処する。Tiddがスライムの為にタップアウトした事で(隙が出来)、LSVは《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MBS)》を盤面に置き即鷹に装備する、それは土地をアンタップ後に《エメリアの天使/Emeria Angel(ZEN)》が盤面に追加されるのを許す事態になってしまう。LSVは最後のマナで《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》を使いTiddの土地を6→5枚までに落とし込む。5枚の土地で止まってしまったTiddは、今回のゲームではキッカー無しで《失われた真実のスフィンクス/Sphinx of Lost Truths(ZEN)》を唱える事になり、《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MBS)》を止める為の解決策を探しに行く。

LSVは《天界の列柱/Celestial Colonnade(WWK)》を起動し全軍を突っ込ませる。ブロック後戦闘が解決される前に、《天界の列柱/Celestial Colonnade(WWK)》を寝かしてマナを生みだし《四肢切断/Dismember(NPH)》を唱え、《失われた真実のスフィンクス/Sphinx of Lost Truths(ZEN)》を排除する。このアタックによってTiddのライフは2にまで落ち込む。アンタップして自分のターンを迎えて彼を助けてくれるものが何もない事を悟ると、Tiddは投了した。

Luis Scott-Vargas 1–1 David Tidd

Game3
両者はサイドボードに手を伸ばし何枚かのカードを入れ替えた後に準備は整い、賽は投げられた。

LSV「その《太陽破の天使/Sunblast Angel(SOM)》ってドラフトの初手?」

とLSVは、《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MBS)》によってTiddが初めて捨てたカードを見て言う。Tiddはしばしの間混乱したが、すぐさま理解し、

Tidd「まあドラフトだったら初手だね。」

と笑いながら答える。

このラウンドでは、LSVに《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》が有ったがTiddに《水蓮のコブラ/Lotus Cobra(ZEN)》は無かった。だがコブラの代わりに、Tiddはクリーチャーが居ない場で《出産の殻/Birthing Pod(NPH)》を唱え次のターン予測不能な《記憶殺し/Memoricide(SOM)》を手札に隠していた《沼/Swamp(10E)》から唱える。彼は《四肢切断/Dismember(NPH)》を指定したがLSVの手札に見たものは《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MBS)》、《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》、《乱動への突入/Into the Roil(ZEN)》、《瞬間凍結/Flashfreeze(M12)》、そして土地×3だった。手札から捨てさせる事は叶わなかったものの、3枚の《四肢切断/Dismember(NPH)》はLSVのデッキから抜きだされ、Tiddは後半でLSVがどう動くか予測する為の情報を得た。

《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum(M12)》がTiddの為にテーブルを目指すが、LSVは対応して《乱動への突入/Into the Roil(ZEN)》をキッカー込みで唱え《出産の殻/Birthing Pod(NPH)》を手札に戻す。金属人間が戦場に出て、Tiddの土地を6に押し上げるが、彼は《酸のスライム/Acidic Slime(M12)》へ変身させる事が出来ない。変身出来ない事はLSVにとって良い事で、彼が《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MBS)》をコントロールし、2ゲーム連続でソレを鷹に持たせているのだから。2体目の《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》が戦闘後に現れ、《瞬間凍結/Flashfreeze(M12)》用のマナを残しながらLSVはターンを返す。Tiddが再キャストしようと《出産の殻/Birthing Pod(NPH)》を唱えた時、LSVは瞬時にコレを《瞬間凍結/Flashfreeze(M12)》した。1枚目が対処された後、2枚目の《出産の殻/Birthing Pod(NPH)》が現れ、即座に《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum(M12)》を《酸のスライム/Acidic Slime(M12)》へと変え《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MBS)》を退場させる。

幸運だったのは、《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MBS)》を退けた事で。不運だったのはこの時点で彼のライフは5だった事だ。LSVのすべき事と言えば《天界の列柱/Celestial Colonnade(WWK)》を起動し勝利の為の一撃を加えるだけだった。

Luis Scott-Vargas 2–1 David Tidd
アメリカ選手権2011 Round 10: Shaheen Soorani vs. Ben Hayes
アメリカ選手権2011 Round 10: Shaheen Soorani vs. Ben Hayes
アメリカ選手権2011 Round 10: Shaheen Soorani vs. Ben Hayes
青白ビートvs黒赤除去コンです。
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/usnat11/day2#2

ブースタードラフトの最終ラウンドの最後の対決は二人の有名なライターの間で行われる事になった。Shaheen Soorani=Expensive Sorcery Masterとしても知られている彼は黒星二つまでの状態でドラフトラウンドを終わりたいと望んでいる。このラウンドに留まる為、彼の選んだ武器は…え~っとちょっとまってね…本当に青白コントロールを引っさげて座ってるの?

Game1
Ben Hayes-彼の名前を刻んだのは前シーズンのPro Tour San Juanでトップ16を決めた-はStar City Open Seriesでバリバリ実力を発揮している猛者でありこのラウンドの後にカウブレードを用意しているのは何の不思議もない。Ben Hayesにとって何が驚いたかって対戦相手がコインフリップに勝った後先攻を選んだ事だ。

Ben「本当に先攻で良いの?」

Shaheen「とりま1ゲーム目を先攻でプレイして君のデッキの内容を見てから変えるかもね。」

と超アグロな青白ビートダウンデッキを駆るSooraniは言う。(訳注:Shaheenはキャラ的に青白コントロールを使う人みたいだけど、種明かしをすると青白は青白でも青白アグロデッキを今回はドラフトで使ってるから先攻取ったみたいです。)

Ben Hayesは手札に唱える事が出来るスペルが無かった為初手をマリガン、更にマリガンする事になる、次の5枚が土地×5+《チャンドラの憤慨/Chandra’s Outrage(M12)》よりマシだと願いながら。

Hayes「救いが有るとすれば俺が後手って事かな?」

と歯を見せて笑う。だが最終的な5枚の内、彼は1ランドキープを行ったらしく、それは早いターンの内にSooraniの白いクリーチャー達+《清浄の名誉/Honor of the Pure(M11)》がビートダウンするのを眺めている事態になってしまった。

Shaheen Soorani 1-0 Ben Hayes

Game2
Soorani「う~ん、彼のデッキには沼が入っていた…俺に何ができたっけ…」

とジョークを言いながらSooraniはサイドボードに手をかける。(おどけるSooraniに対して)Benは得た情報を総動員して《焼却/Combust(M12)》と《死の印/Deathmark(M12)》を2枚の《ゾンビの大巨人/Zombie Goliath(M12)》の代わりに入れた。

Hayes「俺のデッキ的には再度後手選んだ方が良いんだが、本当にソレが正しいかどうか…」

とHayesは呟く。

Shaheen「俺のデッキはちょっとばかし早いぜぇ?」

とShaheenは念を押す。

Hayes「今回は先攻を取るよ。この選択が吉と出るか凶と出るかゲームの進行で見ていく事になるよ。後俺はマリガン地獄から解放されたいからね。」

Hayesは初手をキープする一方でSooranは7枚の内容に不服のようだ。Hayesは彼のデッキをカットする為に待ち構える。だがSooraniは首を横に振る。

Soorani「マリガンはしないよ、マリガンはマジで糞ったれだからね。」

Hayesは《夜の子/Child of Night(M10)》でゲームを開始するがSooraniはコレをノータイムで《平和な心/Pacifism(ONS)》する。SooraniはHayesのターンに出された《漂う影/Drifting Shade(M12)》の為に《取り消し/Cancel(M11)》を唱えアンタップして《幻影のドラゴン/Phantasmal Dragon(M12)》を唱える。

Soorani「そっちの赤黒デッキに対象を取るスペルがありませんようにっ!!!!」

とSooraniは嘆願するも対戦相手の耳に願いが届かない事も知っていた。Hayesは相手の《飛行》生物を殺す為に《チャンドラの憤慨/Chandra’s Outrage(M11)》を送り出しSooraniは盤面に白いクリーチャーが居ないのにもかかわらず笑いながら《清浄の名誉/Honor of the Pure(M11)》を唱える。

Hayesは《魔性の教示者/Diabolic Tutor(M10)》を唱えSooraniから《マナ漏出/Mana Leak(9ED)》を引きだす、彼はこの限定条件付きのスペルで打ち消せないなにかを持ってこられたら困ると判断したようだ。次のターンSooraniは《流浪のグリフィン/Peregrine Griffin(M12)》を見つけ出し今度はHayesから2枚目となる《チャンドラの憤慨/Chandra’s Outrage(M11)》を引きだす。

《石角の高官/Stonehorn Dignitary(M12)》が盤面に現れ《オーラ術師/Auramancer(ODY)》が追従する。しばらくの間ゲームはお互いに行ったり来たりで少量のダメージを与えあう事になる。数点の内訳は1回《石角の高官/Stonehorn Dignitary(M12)》が2点与えHayesの《ゴブリンの付け火屋/Goblin Arsonist(ROE)》が1点与えた。ゲームはそんなペースで進んでいたがSooraniが《ウスーンのスフィンクス/Sphinx of Uthuun(M12)》を見つけた事でゲームの決定権を手に入れた。

Shaheen Soorani 2-0 Ben Hayes

アメリカ選手権2011 Round 7: Phillip Lorren vs. Haibing Hu
アメリカ選手権2011 Round 7: Phillip Lorren vs. Haibing Hu
アメリカ選手権2011 Round 7: Phillip Lorren vs. Haibing Hu
赤黒狂喜vs青黒除去コンです。
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/usnat11/day1#11

お互いここまで6-0でこの試合勝った人が初日7-0という記録を達成するらしいです。

-前口上は飛ばします-

Game1
Lorrenはサイコロで勝ち先攻を貰うが、初手が芳しくない為手札が6枚になってしまう。Lorrenがマリガンを選択し手札が6枚になったとしても、除去スペルに事欠くことは無かった。

Huの《ゴブリンの投火師/Goblin Fireslinger(M12)》が《肉体のねじ切り/Wring Flesh(M12)》によって墜ちる。(Huの)《真紅の魔道士/Crimson Mage(M12)》が攻撃を仕掛けるが、それも1回だけで、最終的にはLorrenの《魂の消耗/Consume Spirit(M12)》で死亡してしまう。《マナ漏出/Mana Leak(9ED)》がHuの《薄暮狩りのコウモリ/Duskhunter Bat(M12)》を打ち消し、《血のオーガ/Blood Ogre(M12)》は《破滅の刃/Doom Blade(M12)》によって殺される。

Huの《苛まれし魂/Tormented Soul(M12)》が残り、《順応する自動機械/Adaptive Automaton(M12)》(指定はオーガ)も盤面に追加する。

4枚の除去スペルを使った後、ようやくLorrenは自陣にクリーチャーを追加する-《闇の好意/Dark Favor(M12)》が付いた《苛まれし魂/Tormented Soul(M12)》だ。

Huの《ショック/Shock(M12)》が4/2を取り除くが、Lorrenは《グレイブディガー/Gravedigger(CMD)》でコレを回収する事になる。(Huの)《反逆の行動/Act of Treason(M12)》で《グレイブディガー/Gravedigger(CMD)》が奪われてLorrenのライフは9にまで落ち込む。

返しでLorrenは《苛まれし魂/Tormented Soul(M12)》と《血の求道者/Blood Seeker(ZEN)》を展開するのにターンを費やす、だがHuは盤面にプレッシャーをかけ続ける為に《グレイブディガー/Gravedigger(CMD)》を《火葬/Incinerate(10E)》し攻撃を仕掛け3点のダメージを与える事でLorrenのライフを貧弱な6にまで追いやる。

Lorrenは相手の場にあるブロックされない1/1に対して解答を引くように神頼みなんかしない。だが《ショック/Shock(M12)》と《苛まれし魂/Tormented Soul(M12)》によるいくつかの突きはHuにとって1ゲーム目を取るには十分だった。

Haibing Hu 1–0 Phillip Lorren

Game2
Lorrenは再度先攻を選ぶ、そして今度はマリガンで手札が5枚に落ち込む羽目になる。Lorrenはこのゲームでなんとか最初に呪文を唱える事に成功し、《出征路のグール/Warpath Ghoul(M12)》を追加するが、Huの2ターン目の《ショック/Shock(M12)》で盤面に出た直後に退場してしまう。

Huは《順応する自動機械/Adaptive Automaton(M12)》を唱え指定は《エレメンタル》(コレは《稲妻の精霊/Lightning Elemental(M12)》為だね)、そして追従するターンに2枚目となる《順応する自動機械/Adaptive Automaton(M12)》を唱えコレも《エレメンタル》を指定する事で、最初の《順応する自動機械/Adaptive Automaton(M12)》で3点のダメージを与える事に成功する。

Lorrenは(自動機械の返しで)《夜の子/Child of Night(M10)》を唱え、更に《血怒りの吸血鬼/Bloodrage Vampire(M12)》を追加するが-Huは3/1を除去する為の《火葬/Incinerate(10E)》を持ち合わせていた。

Lorrenは《夜の子/Child of Night(M12)》で攻撃を仕掛けるが、続くクリーチャーが出てこない。Huは数ターン前から手札に有る事を印象づけていた《稲妻の精霊/Lightning Elemental(M12)》を唱える、だがLorren(ダブルマリガンして手札が5枚の状態でゲームをした)は解答を持ち合わせていなかった為、Huに初日7-0を達成するのを許してしまった。

Haibing Hu 2–0 Phillip Lorren




感想:流石に1game目の《順応する自動機械/Adaptive Automaton(M12)》の指定は《スピリット》で良かった気がする。序盤で盤面に居ない《オーガ》を指定するって事はよっぽどデッキに《血のオーガ/Blood Ogre(M12)》が眠ってたのかね?

Lorrenの青いカードって《マナ漏出/Mana Leak(M11)》しか見てないんだけどなんか無かったのかな?

夏風邪引いた

2011年8月16日
夏風邪引いた
???「DIE」
アメリカ選手権2011 Round 6: Luis Scott-Vargas vs. Brad Nelson
アメリカ選手権2011 Round 6: Luis Scott-Vargas vs. Brad Nelson
アメリカ選手権2011 Round 6: Luis Scott-Vargas vs. Brad Nelson
赤白《炎破のドラゴン/Flameblast Dragon(ALA)》vs黒緑《組み直しの骸骨/Reassembling Skeleton(M12)》です。
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/usnat11/day1#8

実はBrad Nelsonは自分のドラフトデッキに対して全然気にいってないようだ。一本落として負けて4-1になった後Brian Kiblerに自分のデッキを見せた。

Kibler「今まで見たM12リミテッドデッキの中で一番ひどいかもしれない…」

とKiblerが見て最初に言った言葉だった。彼はコメントを続け最後にこう締めくくった。

Kibler「このマッチで君が勝とうとするならば

a)君が超ツいてる
b)対戦相手が超不幸

である必要があるな。」

LSV「俺のデッキも結構(仕上がりが)酷いぜ?」

とLuis Scott-Vargasが切り返す。

いつもだったら元気の良いBrad Nelsonが落ち込んで椅子に座りこんでしまっている。このドラフトで彼は全力を尽くしていた。どっちが先攻を取ったかライターノートを見て見ると、LSVは2枚のカードを裏向きにしてこう言った

LSV「構築戦で良く活躍するものを選んだ方が勝ちね。安心してよ、結構差がはっきりしてるもんだから。」

Nelsonは《ワームの歯/Wurm’s Tooth(M12)》を公開し、LSVは《ドラゴンの爪/Dragon’s Claw(M10)》を公開した。

LSV「結構差がはっきりしてるだろ?俺が先攻貰うよ。」

Game1
両者は初手をキープ、LSVは2ターン目に《山/Mountain(RAV)》と《平地/Plains(M10)》から《真紅の魔道士/Crimson Mage(M12)》を唱える。彼は次のターンに《神聖なる好意/Divine Favor(M12)》を唱え《組み直しの骸骨/Reassembling Skeleton(M12)》目がけて突っ込ませるがNelsonはブロックを選択しない。再度LSVが《真紅の魔道士/Crimson Mage(M12)》で攻撃をした時、今度は《組み直しの骸骨/Reassembling Skeleton(M12)》はブロックに参加させた、なぜなら今回は隣に《聖なる狼/Sacred Wolf(M12)》が居るからだ。3匹のクリーチャーは仲良く全員墓地に逝った。

LSVは素早く盤面を立て直す《大石弓の精鋭/Arbalest Elite(M12)》と《オーラ術師/Auramancer(ODY)》を唱えながら《神聖なる好意/Divine Favor(M12)》を回収する。Nelsonの立て直しは墓地から《組み直しの骸骨/Reassembling Skeleton(M12)》を蘇らせ《ガラクの仲間/Garruk’s Companion(M11)》を追加する事だった。その後オーラを纏っていない《スランのゴーレム/Thran Golem(M12)》と《オーラ術師/Auramancer(ODY)》が攻撃をしかけライフの差は23:13でLSV有利で事は運ぶ。Bradの様子がどんどん悪くなっていくが、まだ完全に膝が地をついたわけではなかった。だがソレが訪れたのはLSVが持ってる《神聖なる好意/Divine Favor(M12)》が《スランのゴーレム/Thran Golem(M12)》を《飛行》、《先制攻撃》、《トランプル》そして《+3/+5》修正をもたらすと分かった時だ。

2ターン後にNelsonの膝は地につき、3ターン後に彼は「死に体」になっていた。

Luis Scott-Vargas 1–0 Brad Nelson

LSV「俺達が今唱えたスペルを見て貰えばデッキの内容が分かると思うけど、最初のやりとりは決して誇張したものじゃなかったんだぜ?」

とLSVは言う。ソレに対してNelsonは静かに笑うだけだった。

Game2
Nelsonが先攻を取ったのにも関わらず、開幕のスペルを唱えたのは(2ターン目に)LSVからの《帝国の王冠/Crown of Empires(M12)》だった。Nelsonは4ターン目にLSVが《錆びた歩哨/Rusted Sentinel(M12)》を追加したのに対して《組み直しの骸骨/Reassembling Skeleton(M12)》を唱えるのが初動となった。

歩哨のパワー3がマジで盤面的にはでかかったので、《アラクナスの蜘蛛の巣/Arachnus Web(M12)》で対応される。LSVは《神聖なる好意/Divine Favor(M12)》で(歩哨の)パワーの底上げをしようとするが、解決される前に《帰化/Naturalize(9ED)》で《錆びた歩哨/Rusted Sentinel(M12)》が破壊される。

続く数ターンの間でLSVは《スランのゴーレム/Thran Golem(M12)》、《血のオーガ/Blood Ogre(M12)》(君達に言っておくけど、狂喜達成してるからね?)そして《ベナリアの古参兵/Benalish Veteran(M12)》を追加した、最後のは《死の印/Deathmark(M12)》されちゃったけどね。Nelsonは2体目の《組み直しの骸骨/Reassembling Skeleton(M12)》と自身の《錆びた歩哨/Rusted Sentinel(M12)》を追加した。この数ターンは古いカードが盤面で活躍するのが流行りお互い決め手に欠けていた。

だがそれも、LSVが《炎破のドラゴン/Flameblast Dragon(M12)》を唱えるまでだった。

Nelsonは嘲笑し、カードを引き、デッキを畳んだ。私が思うにKiblerの言ったa)とb)両方の要素はNelsonに起こらなかったようだ。彼がテーブルから離れていく際に全然ハッピーじゃなかったように見えた。

Luis Scott-Vargas 2–0 Brad Nelson

ここまでLSVは5-1、Brad Nelsonは4-2だ。
アメリカ選手権2011 Round 5: Michael Jacob vs. David Ochoa
アメリカ選手権2011 Round 5: Michael Jacob vs. David Ochoa
アメリカ選手権2011 Round 5: Michael Jacob vs. David Ochoa
ここからはドラフトラウンド。青黒《凄腕の暗殺者/Royal Assassin(M12)》コントロールvs白赤テンポービートです。
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/usnat11/day1#9

-前口上は飛ばします-

Game1
Jacob「俺は後手取るよ!」

とサイコロで勝ったJacobは何の躊躇も無く言い放つ。

Ochoa「なにもう土地事故ってんの?それともコレから事故る予定なん?」

Ochoaは胸のトレードマークを主張しながらまっすぐ相手に付き付けるがJacobは早口で自分のドラフトについて喋り続ける

Jacob「俺が思うに、俺達が座ったテーブルの誰かさんが何かを目指してドラフトしてたようなんだわ。」

Ochoaは初手をキープしてJacobは後ろにぐったりともたれかかる。

Jacob「コレが俺の勝つ為の方程式なんだわ」

両者は最初の1~2ターンは特に動きを見せず初動はOchoaが平地×2をコントロールしてるJacobに対して《凄腕の暗殺者/Royal Assassin(M11)》を3ターン目にポトンと着地させる所からスタートした。

Jacob「あ~ソレが元凶か(笑)」

とJacobは笑いながら言う、そして3ターン目も土地をセットしてターンを返す。

Jacob「ソイツに対して俺が言いたい事分かってんだろ?ぐうの音も出ねえよ!なんで俺のデッキが《凄腕の暗殺者/Royal Assassin(M11)》に弱いって知ってるんだよ?」

Ochoaは《予言/Divination(M10)》で山札を掘り《困窮/Distress(M12)》へと繋げる。

Jacob「俺の手札を見ればやろうとしている事が分かるよ。」

とJacobが言いながら従順に大量のクリーチャーと《審判の日/Day of Judgment(M12)》を並べる。そのクリーチャー群の1枚は《ゴブリンの爆発投げ/Goblin Bangchuckers(M12)》であり-Ochoaを少し驚かせる事になる。

Jacobはカードを引いてから《骨砕きの巨人/Bonebreaker Giant(M12)》を唱えるが対するOchoaは《漂う影/Drifting Shade(M12)》で答える。続く数ターンでJacobは《グリフィンの歩哨/Griffin Sentinel(M10)》、《ベナリアの古参兵/Benalish Veteran(M12)》と《ゴブリンの爆発投げ/Goblin Bangchuckers(M12)》を盤面にダンプする。Ochoaは《霊気の達人/AEther Adept(M11)》を唱え《ゴブリンの爆発投げ/Goblin Bangchuckers(M12)》を手札に戻す。

Jacob「俺が毎回コインフリップで勝つとでも思ってるの?」

と騒がしく笑いながら答える。

Ochoaは頭上から《漂う影/Drifting Shade(M12)》で5点ド突く、Jacobが《ゴブリンの爆発投げ/Goblin Bangchuckers(M12)》を再召喚したターンも上から5点を喰らわせる。Jacobはアンタップして即座に《ゴブリンの爆発投げ/Goblin Bangchuckers(M12)》を使い《凄腕の暗殺者/Royal Assassin(M10)》を殺そうとする。安全策を取る為、Ochoaは《凄腕の暗殺者/Royal Assassin(M10)》を対応して起動する。彼の言葉通り、Jacobはコインフリップに負けた。Ochoaは《霊気の達人/AEther Adept(M11)》で《骨砕きの巨人/Bonebreaker Giant(M12)》をブロックする。彼が《グレイブディガー/Gravedigger(M11)》を唱え《霊気の達人/AEther Adept(M11)》を手札に戻そうしたのを見る事になるが、その行為はJacobにとってタオルを投げ入れるには十分だった。

Michael Jacob 0-1 David Ochoa

Game2
Jacob 「ソレが初手だったの?」

とJacobはOchoaの《凄腕の暗殺者/Royal Assassin(M11)》を注視しながら言う。

Ochoa「違うよ俺達の間に座ってた奴が流してくれたんだ。」

とOchoaはニヤリと笑いながらヒントを与える。

再度後手を選択したJacobだが《ゴブリンの付け火屋/Goblin Arsonist(ROE)》からスタートした。

Jacob「コイツが俺の《凄腕の暗殺者/Royal Assassin(M11)》を打ちのめす為のシークレットテクさ!」

Ochoaは《魅惑するセイレーン/Alluring Siren(M12)》を唱え最初の邂逅で《ゴブリンの付け火屋/Goblin Arsonist(ROE)》をブロックする。

Ochoa「対処完了」

《貪る大群/Devouring Swarm(M12)》がOchoaの盤面に追加された返しでJacobは2枚目となる《ゴブリンの付け火屋/Goblin Arsonist(ROE)》を唱える。

Jacob「秘密のテクノロジーってのは何度でも蘇るのさ!

Ochoaは2ターンにまたぎながら《予言/Divination(M10)》を唱え追加で4枚のカードを得るその間にJacobは《グリフィンの歩哨/Griffin Sentinel(M12)》を盤面に追加する。Ochoaは更に《貪る大群/Devouring Swarm(M12)》のお供に《組み直しの骸骨/Reassembling Skeleton(M12)》を追加する。

Jacob「俺のデッキより良さそうだわ~」

とJacobは顔にしわを寄せて言う。

Ochoa「少しだけ、ね。」

とOchoaは無表情に答える。

Jacobの場に《骨砕きの巨人/Bonebreaker Giant(M12)》が現れるがその間Ochoaは頭上から2点のダメージを与え《漂う影/Drifting Shade(M12)》を追加する。この喜劇のような動きをするデッキを使う男にとって物事が良い方向で働いてるように見える。彼は制空権を握っていて地上は《組み直しの骸骨/Reassembling Skeleton(M12)》でがっちり止めている。物語が変わり始めたのは元世界チャンピオンが《霊魂のマントル/Spirit Mantle(M12)》を《骨砕きの巨人/Bonebreaker Giant(M12)》に付けた事で起こった。Jacobが《霊魂のマントル/Spirit Mantle(M12)》をしばらく手の中で滞空させていたのはOchoaからの対応で何か有るのか待っていたからだ。

Ochoa「いいよ、解決された」

とカリフォルニアプレイヤーが言えるのはそれだけだった。Jacobは全軍で攻撃を仕掛ける。Ochoaは《ゴブリンの付け火屋/Goblin Arsonist(ROE)》を《組み直しの骸骨/Reassembling Skeleton(M12)》でブロック、その後再び組みたてて《貪る大群/Devouring Swarm(M12)》が1点で死なないようにする。Jacobは第2メインで《平和な心/Pacifism(7ED)》を《貪る大群/Devouring Swarm(M12)》にくっつける。ライフの合計は10:14でJacob有利だ。

Ochoaは未だ《漂う影/Drifting Shade(M12)》をコントロールしておりJacobへ噛みつかせライフを4点削る。《神聖なる好意/Divine Favor(M12)》が《グリフィンの歩哨/Griffin Sentinel(M12)》に優美な装飾を施しJacobのライフは13まで回復する-そして攻撃を加えOchoaのライフを3にまで落とし込む。この一枚が3本目のゲームへ移行させるには十分な出来事だった。

Michael Jacob 1-1 David Ochoa

Game3
Jacobがジャッジに何かを聞いてる間Ochoaは《霊魂のマントル/Spirit Mantle(M12)》について小声で不満を罵る。彼のデッキには少数ではあったものの対処できるカードが入っていたのだ。数枚の打ち消し呪文と《送還/Unsummon(M12)》、だけど《破滅の刃/Doom Blade(M11)》は無かったようだ。もしかしたら読んでる君達は彼がプレイしてる島と沼から《破滅の刃/Doom Blade(M12)》が有るものだと思ってるかもしれないけどね。

Ochoa「俺が先攻を貰うよ。」

とOchoaはアナウンスし、Jacobの熱狂的な後攻主義を蔑む。彼は2ターン目に《組み直しの骸骨/Reassembling Skeleton(M12)》を立たせるがJacobはコイツの出現に対して嬉しそうではなかった。Jacobは2ターン目に《ゴブリンの付け火屋/Goblin Arsonist(M12)》を唱える。

Ochoaは骸骨で攻撃を仕掛け1点のダメージを与えるがJacobは驚く。

Jacob「マジ!?もう1枚持ってたりすんの?」

実際出て来たのは《貪る大群/Devouring Swarm(M12)》だったが攻撃ステップで対面に待ちかまえてるのを見て頷く。

Jacob「そいつらnutter butterのように最高の組み合わせだよ」

(訳注:http://en.wikipedia.org/wiki/File:Nutter_Butter_cookies.JPG。nutter butterはナビスコ製のお菓子ですが最高に美味いんですわ。イメージとしてはオレオのようにクリームを挟んだクッキーです。クッキーとクリームの相性が抜牛ゅんって事が言いたいみたい。)とJacobは言いながら《グリフィンの歩哨/Griffin Sentinel(M10)》を唱える。

Ochoaは《貪る大群/Devouring Swarm(M12)》で攻撃を仕掛けてから《漂う影/Drifting Shade(M12)》を追加する。

Jacob「うぐぅ」

Jacobは次のターンのドローステップで声を漏らす。彼は2点を与えるだけで留まり4ターン目に何も唱える事ができない。Ochoaは2体のフライヤーで攻撃を仕掛けたかったが返しのJacobのターンでなにをされるか分からない為躊躇していた、そして考え込む為に椅子に深く座りこむ-両フライヤーを守る為にマナをを枯渇させたくないのだ-最終的には両方で攻撃を仕掛ける事を選択したようだ。《漂う影/Drifting Shade(M12)》は《グリフィンの歩哨/Griffin Sentinel(M12)》でブロックされたのでOchoaは1回パンプした--そして歩哨を殺す為に2回目のパンプする前に十分考える。Ochoaは結局影を《貪る大群/Devouring Swarm(M12)》で食べる事で(2回目のパンプに対応して影を対象に取った)《チャンドラの憤慨/Chandra’s Outrage(M11)》を打ち消す事にする。

Ochoaのライフは次のJacobの攻撃によって16になる。元世界チャンプは《平和な心/Pacifism(7ED)》を《貪る大群/Devouring Swarm(M12)》に付けて《真紅の魔道士/Crimson Mage(M12)》を追加する。

Ochoaは《予言/Divination(M10)》を唱えて--数ターンの間彼を苦しめていた--5枚目の土地を見つけ《困窮/Distress(M12)》を唱える。Jacobの手札には《火山のドラゴン/Volcanic Dragon(M12)》が潜んでいてソレを唱える為の土地も有った。Ochoaはそのドラゴンを取り除く。

Ochoaは《漂う影/Drifting Shade(M12)》を盤面に戻す為《グレイブディガー/Gravedigger(CMD)》を唱えるが影を場に戻すには更に1ターン待たねばならなかった。その間に今しがた召喚された《流浪のグリフィン/Peregrine Griffin(M12)》が《真紅の魔道士/Crimson Mage(M12)》の効果で速攻を得て2点のダメージを与える…結果Ochoaのライフは12になる。

Ochoaは《漂う影/Drifting Shade(M12)》を再召喚し衝撃に備える、その一方で速攻を得た《骨砕きの巨人/Bonebreaker Giant(M12)》が現れる。Jacobは巨人、2/4グリフィンとやっかいな1/1ゴブリンを送り出す。Ochoaは-たった2マナしか残されてなく-一番生産的なブロック案を模索する。だが大した選択肢は残されていなかったので骸骨が巨人の矛先を吸収し、空からの2点は喰らった。そしてターン終了時に再度組み立て直される。(訳注:付け火屋について特に書いてないんで本体喰らった形跡はないんだけど後述の文章のつじつま合わせ的にはスルーして本体で喰らったっぽいです。)

Ochoaは《漂う影/Drifting Shade(M12)》で1点与える、十分なダメージは与えられなかったが《吸血鬼ののけ者/Vampire Outcasts(M12)》の狂喜のスイッチを入れるには十分だった--4/4《絆魂》は2/2《絆魂》より断然良いに決まってる。更に彼は《凄腕の暗殺者/Royal Assassin(M11)》を盤面に追加する。

Jacobが出来たのは(盤面に2つの脅威が現れた事で)《グリフィンの歩哨/Griffin Sentinel(M12)》で1点を与えるだけに留まった。《漂う影/Drifting Shade(M12)》が空を漂い6点のダメージを与える。《グリフィンの歩哨/Griffin Sentinel(M12)》は引き続き1点のダメージを与えるOchoaがゲームに負けるまでこのアタックを続ける気だ。《流浪のグリフィン/Peregrine Griffin(M12)》は影をチャンプブロック。《神聖なる好意/Divine Favor(M12)》を《グリフィンの歩哨/Griffin Sentinel(M12)》に付ける事はとても興味深い場を作りだした。次のターンから《吸血鬼ののけ者/Vampire Outcasts(M12)》が攻撃に参加する、コレは《ゴブリンの付け火屋/Goblin Arsonist(ROE)》にブロックされ《凄腕の暗殺者/Royal Assassin(M11)》と交換に大切な4点のライフを得る。

最終的に《流浪のグリフィン/Peregrine Griffin(M12)》が《マナ漏出/Mana Leak(9ED)》された事でJacobは敗北を認めた。

Michael Jacob 1-2 David Ochoa

アメリカ選手権2011 Round 4: Patrick Chapin vs. Dan Jordan
アメリカ選手権2011 Round 4: Patrick Chapin vs. Dan Jordan
アメリカ選手権2011 Round 4: Patrick Chapin vs. Dan Jordan
青緑赤《出産の殻/Birthing Pod(NPH)》同系対決です。
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/usnat11/day1#5

オーストラリア選手権で優勝した事でこのアーキタイプのデッキが有名になってから同系メタとして《業火のタイタン/Inferno Titan(M12)》が詰まれるようになったんだとか。クリーチャー依存してるデッキだから確かに《弧状の稲妻/Arc Lightning(USG)》で複数のクリーチャーに干渉出来る《業火のタイタン/Inferno Titan(M12)》は良い選択肢かもね!

-前口上は飛ばします-

Game1
Jordanは《思案/Ponder(M12)》から開幕の火蓋を切る。「(俺の)ライフが19になるよ」とChapinはアナウンスして《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》から島を持ってきてこちらも《思案/Ponder(M12)》を撃つ。表面上だけ見れば二つの《出産の殻/Birthing Pod(NPH)》は非常に似ているがJordanが自身の《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》を砕いて《水蓮のコブラ/Lotus Cobra(ZEN)》を追加する事で変化が生まれる。

Chapinは3つ目の土地を置けなかったが《極楽鳥/Birds of Paradise(5ED)》を呼び出してコレに応じる。Jordanはタップインランドを置いたがコブラのアドバンテージで青マナを得てそこから《思案/Ponder(M12)》を撃つ。その後Jordanは《幻影の像/Phantasmal Image(M12)》を唱えて《水蓮のコブラ/Lotus Cobra(ZEN)》をコピーする。

Chapinは次のドローで無事土地を見つける事が出来た、こちらも《幻影の像/Phantasmal Image(M12)》で-《水蓮のコブラ/Lotus Cobra(ZEN)》-をコピーした後にセットランドからのマナで《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage(WWK)》を唱えJordanのオリジナルである《水蓮のコブラ/Lotus Cobra(ZEN)》を葬り去る。問題があったとすればまだJordanは《水蓮のコブラ/Lotus Cobra(ZEN)》のコピーとフェッチが盤面に有り、そこから生み出されるマナで唱えられた《業火のタイタン/Inferno Titan(M11)》が(Chapinの)盤面を綺麗に掃除してしまった事だ。Chapinは早々に2ゲーム目に照準を合わせて準備をし始めた。

Patrick Chapin 0-1 Dan Jordan

Game2
Patrickは15枚のサイドボードカード全てをデッキに混ぜ、その後ベンチに15枚抜き出すという方法を行った。Jordanはノートを取り出しイベントの為に記したサイドボード方法を調べる。何人かがJordanに対してこの行為に警告したようだがココのフロアルールではそれは可能だという事を友達によって知らされていたと彼は説明した。

Chapinは開幕マリガンを選択し新しい6枚の手札を得る事で、1ターン目に《極楽鳥/Birds of Paradise(5ED)》からの2ターン目《海門の神官/Sea Gate Oracle(ROE)》で手札を補うという動きを見せる。対するJordanの動きはもうちょっと遅く、1ターン目タップインランドからの2ターン目《定業/Preordain(M11)》というものだった。彼にとって本当に「アクション」と呼べるようなものは3ターン目Chapinのアップキープに《詐欺師の総督/Deceiver Exarch(NPH)》を唱え《極楽鳥/Birds of Paradise(5ED)》を寝かせる事だった。Chapinは《シルヴォクの模造品/Sylvok Replica(SOM)》を唱えてターンを返す。

Jordanは《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum(M12)》を唱え《森/Forest(9ED)》を持ってくるが、ChapinはΦマナで2点のライフを支払いながら《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph(NPH)》を唱え自身の《海門の神官/Sea Gate Oracle(ROE)》をコピーする。

Jordan「手札は2枚?」

とJordanは聞く。彼はタップアウトしながら《隠れしウラブラスク/Urabrask the Hidden(NPH)》を唱える。返しでChapinは2体の《海門の神官/Sea Gate Oracle(ROE)》をレッドゾーンに突っ込ませる。1体は《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum(M12)》と《詐欺師の総督/Deceiver Exarch(NPH)》でダブルブロックしもう1体はスルーした。《業火のタイタン/Inferno Titan(M12)》が盤面に現れ《隠れしウラブラスク/Urabrask the Hidden(NPH)》に3点のダメージを与える。《二股の稲妻/Forked Bolt(ROE)》が最終的には《隠れしウラブラスク/Urabrask the Hidden(NPH)》と既に神官によって1点与えられていた《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum(M12)》を葬り去る。

Jordanは《呪文滑り/Spellskite(NPH)》と《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph(NPH)》を唱え《業火のタイタン/Inferno Titan(M11)》をコピーする事で3体の鳥やマナエルフを排除する。Chapinは《シルヴォクの模造品/Sylvok Replica(SOM)》を生け贄にコピーの《業火のタイタン/Inferno Titan(M11)》を破壊しようとしたがJordanは最後の青マナをつぎ込み《呪文滑り/Spellskite(NPH)》へと対象を変更した。Jordanは手札に3枚、Chapinは0枚という状況で-彼はターンを迎える為カードを引く。引いた《思案/Ponder(M12)》は《自然の要求/Nature’s Claim(WWK)》を見つけ出し《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph(NPH)》(業火のタイタン)を処理する事ができた。タイタンが攻撃を仕掛けJordanは《詐欺師の総督/Deceiver Exarch(NPH)》でチャンプする事を選択しなかったのでライフを12まで落とし込む。彼は追加の1ターンを得る事で山札の上から《欠片の双子/Splinter Twin(ROE)》を引ける機会を得たが其処には双子の姿は無くゲームは3本目にもつれ込む。

Patrick Chapin 1-1 Dan Jordan

Game3
両者手早くキープを宣言後にJordanは《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》から《思案/Ponder(M12)》を唱える。Chapinもほぼまったく同じ動きを見せるが唱えたのは《定業/Preordain(M11)》だった。Jordanは2~3ターン目にかけて2体の《呪文滑り/Spellskite(NPH)》を唱え、その間にChapinは《極楽鳥/Birds of Paradise(5ED)》を盤面に追加する。お互い合わせて5回ライフが失われる盤面が有ったがどれもフェッチを起動した時に起きたものだ。だがChapinが3回目のフェッチを起動した後その均衡を破り《復讐蔦/Vengevine(ROE)》のパワー4で殴りこむ。

Jordanはマナを立たせてターンを返し《詐欺師の総督/Deceiver Exarch(NPH)》を相手の戦闘前に唱え《復讐蔦/Vengevine(ROE)》を寝かせて攻撃をいなす。Chapinはフェッチランドを置いてターンを返す。

Jordan「手札何枚?」

と聞かれたChapinは5枚と答える。彼は《出産の殻/Birthing Pod(NPH)》を呼び出す。殻が無事解決された事で《詐欺師の総督/Deceiver Exarch(NPH)》を生け贄に《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum(M12)》を呼び出して《森/Forest(9ED)》を持ってくる。Chapinは《自然の要求/Nature’s Claim(WWK)》を持っていたので《出産の殻/Birthing Pod(NPH)》に撃つが-Jordanのライフが一度(Φマナで)10になった後14に回復する-《呪文滑り/Spellskite(NPH)》で対象を殻から自身に変更した。《復讐蔦/Vengevine(ROE)》をブロックしなかった為、彼のライフは14からまた10に落ち込んでしまった。Chapinは4つ目と5つ目の土地(フェッチ)を砕いて《業火のタイタン/Inferno Titan(M12)》を唱える。3点の振り分け先は2点は《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum(M12)》に1点は本体にと宣言した。

Jordanは《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum(M12)》への2点を《呪文滑り/Spellskite(NPH)》がΦマナで自身へと対象を変更した事でライフが7にまで落ち込む。《出産の殻/Birthing Pod(NPH)》をΦマナで起動して残りライフは5。《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum(M12)》を生け贄に《隠れしウラブラスク/Urabrask the Hidden(NPH)》を持ってきて自分の手札にある《業火のタイタン/Inferno Titan(M12)》に速攻を持たせられるようにする。《業火のタイタン/Inferno Titan(M12)》の為にフェッチを砕いて残りライフは4、場に出た時の3点と攻撃時の3点の合わせ技でChapinの《業火のタイタン/Inferno Titan(M12)》を葬り去る。ゲームはJordanに傾いているように見えた-それはまだ《呪文滑り/Spellskite(NPH)》が生き残っていて能力を起動する余地が有ったからだ-だがChapinは手札から2枚の《攻撃的な行動/Act of Aggression(NPH)》を公開する。1枚目は《呪文滑り/Spellskite(NPH)》に使いもう1枚は《隠れしウラブラスク/Urabrask the Hidden(NPH)》に使う事でブロッカーを排除しディフェンスをガラ空きにしウラブラスクで攻撃を仕掛けた。

Patrick Chapin 2-1 Dan Jordan

Just like CAP!

2011年8月14日
Just like CAP!
今週の仕事オワター!

明日も休みだし今日は翻訳をやれるだけやりますYO!

仕事で殺意の波動に目覚めて切れそうとかそうなんじゃ全然ないんだからねっっっ!

途中で飽きて対戦動画みたりすると思うから期待せずに待っててくださいね。
アメリカ選手権2011 Round 3: Kyle Sanchez vs. Orrin Beasley
アメリカ選手権2011 Round 3: Kyle Sanchez vs. Orrin Beasley
アメリカ選手権2011 Round 3: Kyle Sanchez vs. Orrin Beasley
相手を殴り殺す事を目的としないデッキでどうやって勝つんだろう?/How Can You Beat That Which Does Not Kill?

青白カウブレードvs青赤緑ライブラリーアウトです。
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/usnat11/day1#2

「よう、アンタはネットからデッキをコピーする人?」とKyle Sanchezが対戦相手に喰いつくように話す。

「そうかもね。」とOrrin Beasleyは大人しく答える。

「教えてやるYO、アンタ、MTGにはもうどこにも誇りってもんが無い。」とKyleは見下す感じで頭を振り山札をシャッフルする。

彼の独特な山札削りデッキは今の所競争相手を撃沈していて、Beasleyの駆るカウブレード相手にソレがどう行われるか我々は見る事になる。Sanchezはプロツアーハリウッドの優勝者であるCharles Gindyとのテストプレイで、このマッチアップは80%の確率で自身が有利だと言うのだ(カウブレードに対して8:2のダイヤ)。80%有利って結構やばい数字だね。確か過去のハウリングオウルが有利なマッチアップに対して勝率80%ぐらいを誇っていたのと同じ数字だった、と思うよ。

と言っても今この場ではKyle Sanchezはその賭け金を口に「閉まって」対戦するべきだね。

Game1
Sanchezは開幕《島/Island(ALA)》から→《思案/Ponder(M12)》、コレが2ターン目《水蓮のコブラ/Lotus Cobra(ZEN)》から3ターン目《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》+フェッチランドという動きを約束してくれた。しかしながら、《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》はBeasleyが即座に対応して《マナ漏出/Mana Leak(M11)》する、彼は1ターン目に《定業/Preordain(M11)》して2ターン目は打ち消し用のマナを立たせてターンを返していた。彼の手札の中には《忘却の輪/Oblivion Ring(ALA)》、《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》、《審判の日/Day of Judgment(M12)》、《呪文滑り/Spellskite(NPH)》と《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MBS)》が鎮座して待ちかまえている。

4ターン目にSanchezは《島/Island(ALA)》×2、《森/Forest(9ED)》+《山/Mountain(RAV)》、そして《水蓮のコブラ/Lotus Cobra(ZEN)》に感謝しながら《書庫の罠/Archive Trap(ZEN)》を対戦相手に唱える。

「何枚かの剣と鷹1枚が落ちたか…。悪くないね。」とKyleは囁く。

Beasleyの手札から《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》が降り立ち、彼の仲間を2体連れてくる。そして更にホラーであるアーティファクトクリーチャー(《呪文滑り/Spellskite(NPH)》)を盤面に追加する。

Sanchezは《彼方の映像/Visions of Beyond(M12)》をサイクリングして(今は《Ancestral Recall》モードじゃないけどね)、イライラしながら《記憶の熟達者、ジェイス/Jace, Memory Adept(M12)》を着地させる、無料の《不可思の一瞥/Glimpse the Unthinkable(RAV)》撃った後に《彼方の映像/Visions of Beyond(M12)》を撃つ事が叶わなかったからだ、なにはともあれターンを終了する。Beasleyは《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MBS)》を出して、コレを鷹に装備、そして攻撃を与えるがライフは17-16でまだSanchezが有利だ。第2メインでBeasleyは対戦相手のプレンズウォーカーを《忘却の輪/Oblivion Ring(ALA)》で取り除く。Sanchezは《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MBS)》を装備した《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》を撃退する方法を幾つかデッキに内包していたが未だ引かず、ライフの推移は9-14にまで来てしまう。Sanchezのライブラリーアウト戦略にとってライフが一桁というのは非常によろしくない。

次のターン決定打を迎える為に、追加の鷹と剣がBeasley側に現れる。Sanchezはカードを引き、ため息をついて、デッキを畳んだ。

Orrin Beasley 1–0 Kyle Sanchez

Game2
お互い1ターン目に《定業/Preordain(M11)》を鏡打ちからスタート、Sanchezは2ターン目に《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》+《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse(M11)》を追従させる。Beasleyはまた2ターン目にマナを立たせて《マナ漏出/Mana Leak(9ED)》で2枚目の《夢石の面晶体/Dreamstone Hedron(CMD)》を捕まえる、その後3ターン目には《忘却の輪/Oblivion Ring(M12)》でもう一枚の《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》を捕まえた。

その後1~2ターン経過したターンの終了時に、Kyleは《乱動への突入/Into the Roil(ZEN)》を2枚のフェッチランド(《沸騰する小湖/Scalding Tarn(ZEN)》《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》)を砕く為に盤面に戻ってきた3枚目の《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》に向かって唱える。対応してフェッチを砕いて土地を持ってきた後にはBeasleyのターンが廻ってきた時に21枚のカードが墓地に落ちた状態だった。彼は静かに《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura(ROE)》の為にタップアウトするが、ターン終了時に撃たれる《書庫の罠/Archive Trap(ZEN)》が更に山札を削る事になる。彼はたった5枚の手札と15枚の山札しか残されていない。

2枚の《彼方の映像/Visions of Beyond(M12)》がSanchezの手札を再供給する(今回は《Ancestral Recall》モードだね)、この手札はSanchezに《探検/Explore(WWK)》を唱えさせ、《森/Forest(9ED)》と《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》をプレイさせる事になる(その過程で9枚の山札が削れる)そこから2枚の《水蓮のコブラ/Lotus Cobra(ZEN)》と《定業/Preordain(M11)》へとつなぐ。上2枚に見た土地を下に送り、引いたのは《島/Island(ALA)》、そして3枚目の《水蓮のコブラ/Lotus Cobra(ZEN)》と《記憶の熟達者、ジェイス/Jace, Memory Adept(M12)》と欲しくなかった青マナ源(島)を手札に抱えてターンを返す。

Gideonは一人孤独に戦場に居る。Sanchezのライフはまだ17も有るし、Beasley自身の山札はかなり少ない。いやマジで少なかった。ギデオンは出来る事を全て行う。彼は《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MBS)》を掴みSanchezのライフを1桁まで落とし込む、だがSanchezのジェイスはBeasleyのカードをゴミ箱の中にダンプさせる力が有った。

Orrin Beasley 1–1 Kyle Sanchez

Game3
この早いターンの行動はゲームを予測できるようになる、まあ(ライターとして)ありがたい事だが、Sanchezは1ターン目にBeasleyの《定業/Preordain(M11)》に対して《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》で迎え撃つ、Beasley意を決して《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》を唱え、2体の仲間を手札に加える。(《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》が1ターン目に着地してしまった以上)2ターン目に《マナ漏出/Mana Leak(9ED)》を構えるより良いと判断したようだ。山札をサーチした事でSanchezの《書庫の罠/Archive Trap(ZEN)》が0マナで唱える事を許してしまう。コレは重要なポイントで、次のターン《思案/Ponder(M12)》を唱えた後のSanchezの手札は4枚の土地と2枚目の《書庫の罠/Archive Trap(ZEN)》だけだったからだ。もし彼の《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》が塵となって消えてしまったら手札に深刻な問題を抱える事になるだろう。

追従する次のターンに《四肢切断/Dismember(NPH)》が《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》をぶっ殺そうとしたが、そのタイミングでSanchezは《乱動への突入/Into the Roil(ZEN)》を引いていた、どこぞの癖っ毛のボスみたいな引きの強さで(訳注:多分トッププロの誰かの事指してるんだろうけど誰だか分りません。)カニを救う。Beasleyの盤面には3体の鷹が居て、Kyleの再度唱えた《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》を《マナ漏出/Mana Leak(M11)》する事が出来た。Sanchezは打ち消された事についてOKと頷きながら、2枚目の《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》を手札から盤面に追加する。前述したボスのように強運を見せつける。

Sanchezはこのデッキをどう動かすか良く知っている。私(カバレッジライター)がBeasleyの墓地の枚数を数える度に彼はその数を即座に言い当てる。

Sanchez「25枚でしょ?」

と彼は聞き、私は頷いた。

Sanchezの《思案/Ponder(M12)》や《定業/Preordain(M11)》は追加の《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》を探し出す。その内の1体は《忘却の輪/Oblivion Ring(M12)》で取り除かれ《呪文滑り/Spellskite(NPH)》が鷹の隊列に加わる。Sanchezのライフが9に落ち込むも、その間もカニで山札を削り続け、ここから更にフェッチを砕いて山札を削ろうとする。

Sanchez「確かまだ10枚のカードが山札に残ってるよね?」

Beasley「11枚だよ」

Sanchez「OK、君の墓地に《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》は何枚有ったっけ?」

彼は静かに枚数を数える。彼に秘策が有る事がはっきりと分かった。

Sanchez「君のアップキープに《書庫の罠/Archive Trap(ZEN)》を唱えるけどなんかある?」

うん、《書庫の罠/Archive Trap(ZEN)》がその秘策だね。

Beasleyは少しの間考えて、自分のデッキを畳んだ。終わった結果を見たら80%の勝率ってのはまんざらでもなさそうだね。

Orrin Beasley 1–2 Kyle Sanchez

Kyle Sanchezのデッキには沢山のトリックがスリーブの中に内包されているが、彼が私に頼んだのはこのトーナメントの早い段階で公開するのはやめて欲しいという事だった。このライブラリーアウトデッキの詳細は続報を待て!

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