アメリカ選手権2011 Round 5: Michael Jacob vs. David Ochoa
アメリカ選手権2011 Round 5: Michael Jacob vs. David Ochoa
アメリカ選手権2011 Round 5: Michael Jacob vs. David Ochoa
ここからはドラフトラウンド。青黒《凄腕の暗殺者/Royal Assassin(M12)》コントロールvs白赤テンポービートです。
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/usnat11/day1#9

-前口上は飛ばします-

Game1
Jacob「俺は後手取るよ!」

とサイコロで勝ったJacobは何の躊躇も無く言い放つ。

Ochoa「なにもう土地事故ってんの?それともコレから事故る予定なん?」

Ochoaは胸のトレードマークを主張しながらまっすぐ相手に付き付けるがJacobは早口で自分のドラフトについて喋り続ける

Jacob「俺が思うに、俺達が座ったテーブルの誰かさんが何かを目指してドラフトしてたようなんだわ。」

Ochoaは初手をキープしてJacobは後ろにぐったりともたれかかる。

Jacob「コレが俺の勝つ為の方程式なんだわ」

両者は最初の1~2ターンは特に動きを見せず初動はOchoaが平地×2をコントロールしてるJacobに対して《凄腕の暗殺者/Royal Assassin(M11)》を3ターン目にポトンと着地させる所からスタートした。

Jacob「あ~ソレが元凶か(笑)」

とJacobは笑いながら言う、そして3ターン目も土地をセットしてターンを返す。

Jacob「ソイツに対して俺が言いたい事分かってんだろ?ぐうの音も出ねえよ!なんで俺のデッキが《凄腕の暗殺者/Royal Assassin(M11)》に弱いって知ってるんだよ?」

Ochoaは《予言/Divination(M10)》で山札を掘り《困窮/Distress(M12)》へと繋げる。

Jacob「俺の手札を見ればやろうとしている事が分かるよ。」

とJacobが言いながら従順に大量のクリーチャーと《審判の日/Day of Judgment(M12)》を並べる。そのクリーチャー群の1枚は《ゴブリンの爆発投げ/Goblin Bangchuckers(M12)》であり-Ochoaを少し驚かせる事になる。

Jacobはカードを引いてから《骨砕きの巨人/Bonebreaker Giant(M12)》を唱えるが対するOchoaは《漂う影/Drifting Shade(M12)》で答える。続く数ターンでJacobは《グリフィンの歩哨/Griffin Sentinel(M10)》、《ベナリアの古参兵/Benalish Veteran(M12)》と《ゴブリンの爆発投げ/Goblin Bangchuckers(M12)》を盤面にダンプする。Ochoaは《霊気の達人/AEther Adept(M11)》を唱え《ゴブリンの爆発投げ/Goblin Bangchuckers(M12)》を手札に戻す。

Jacob「俺が毎回コインフリップで勝つとでも思ってるの?」

と騒がしく笑いながら答える。

Ochoaは頭上から《漂う影/Drifting Shade(M12)》で5点ド突く、Jacobが《ゴブリンの爆発投げ/Goblin Bangchuckers(M12)》を再召喚したターンも上から5点を喰らわせる。Jacobはアンタップして即座に《ゴブリンの爆発投げ/Goblin Bangchuckers(M12)》を使い《凄腕の暗殺者/Royal Assassin(M10)》を殺そうとする。安全策を取る為、Ochoaは《凄腕の暗殺者/Royal Assassin(M10)》を対応して起動する。彼の言葉通り、Jacobはコインフリップに負けた。Ochoaは《霊気の達人/AEther Adept(M11)》で《骨砕きの巨人/Bonebreaker Giant(M12)》をブロックする。彼が《グレイブディガー/Gravedigger(M11)》を唱え《霊気の達人/AEther Adept(M11)》を手札に戻そうしたのを見る事になるが、その行為はJacobにとってタオルを投げ入れるには十分だった。

Michael Jacob 0-1 David Ochoa

Game2
Jacob 「ソレが初手だったの?」

とJacobはOchoaの《凄腕の暗殺者/Royal Assassin(M11)》を注視しながら言う。

Ochoa「違うよ俺達の間に座ってた奴が流してくれたんだ。」

とOchoaはニヤリと笑いながらヒントを与える。

再度後手を選択したJacobだが《ゴブリンの付け火屋/Goblin Arsonist(ROE)》からスタートした。

Jacob「コイツが俺の《凄腕の暗殺者/Royal Assassin(M11)》を打ちのめす為のシークレットテクさ!」

Ochoaは《魅惑するセイレーン/Alluring Siren(M12)》を唱え最初の邂逅で《ゴブリンの付け火屋/Goblin Arsonist(ROE)》をブロックする。

Ochoa「対処完了」

《貪る大群/Devouring Swarm(M12)》がOchoaの盤面に追加された返しでJacobは2枚目となる《ゴブリンの付け火屋/Goblin Arsonist(ROE)》を唱える。

Jacob「秘密のテクノロジーってのは何度でも蘇るのさ!

Ochoaは2ターンにまたぎながら《予言/Divination(M10)》を唱え追加で4枚のカードを得るその間にJacobは《グリフィンの歩哨/Griffin Sentinel(M12)》を盤面に追加する。Ochoaは更に《貪る大群/Devouring Swarm(M12)》のお供に《組み直しの骸骨/Reassembling Skeleton(M12)》を追加する。

Jacob「俺のデッキより良さそうだわ~」

とJacobは顔にしわを寄せて言う。

Ochoa「少しだけ、ね。」

とOchoaは無表情に答える。

Jacobの場に《骨砕きの巨人/Bonebreaker Giant(M12)》が現れるがその間Ochoaは頭上から2点のダメージを与え《漂う影/Drifting Shade(M12)》を追加する。この喜劇のような動きをするデッキを使う男にとって物事が良い方向で働いてるように見える。彼は制空権を握っていて地上は《組み直しの骸骨/Reassembling Skeleton(M12)》でがっちり止めている。物語が変わり始めたのは元世界チャンピオンが《霊魂のマントル/Spirit Mantle(M12)》を《骨砕きの巨人/Bonebreaker Giant(M12)》に付けた事で起こった。Jacobが《霊魂のマントル/Spirit Mantle(M12)》をしばらく手の中で滞空させていたのはOchoaからの対応で何か有るのか待っていたからだ。

Ochoa「いいよ、解決された」

とカリフォルニアプレイヤーが言えるのはそれだけだった。Jacobは全軍で攻撃を仕掛ける。Ochoaは《ゴブリンの付け火屋/Goblin Arsonist(ROE)》を《組み直しの骸骨/Reassembling Skeleton(M12)》でブロック、その後再び組みたてて《貪る大群/Devouring Swarm(M12)》が1点で死なないようにする。Jacobは第2メインで《平和な心/Pacifism(7ED)》を《貪る大群/Devouring Swarm(M12)》にくっつける。ライフの合計は10:14でJacob有利だ。

Ochoaは未だ《漂う影/Drifting Shade(M12)》をコントロールしておりJacobへ噛みつかせライフを4点削る。《神聖なる好意/Divine Favor(M12)》が《グリフィンの歩哨/Griffin Sentinel(M12)》に優美な装飾を施しJacobのライフは13まで回復する-そして攻撃を加えOchoaのライフを3にまで落とし込む。この一枚が3本目のゲームへ移行させるには十分な出来事だった。

Michael Jacob 1-1 David Ochoa

Game3
Jacobがジャッジに何かを聞いてる間Ochoaは《霊魂のマントル/Spirit Mantle(M12)》について小声で不満を罵る。彼のデッキには少数ではあったものの対処できるカードが入っていたのだ。数枚の打ち消し呪文と《送還/Unsummon(M12)》、だけど《破滅の刃/Doom Blade(M11)》は無かったようだ。もしかしたら読んでる君達は彼がプレイしてる島と沼から《破滅の刃/Doom Blade(M12)》が有るものだと思ってるかもしれないけどね。

Ochoa「俺が先攻を貰うよ。」

とOchoaはアナウンスし、Jacobの熱狂的な後攻主義を蔑む。彼は2ターン目に《組み直しの骸骨/Reassembling Skeleton(M12)》を立たせるがJacobはコイツの出現に対して嬉しそうではなかった。Jacobは2ターン目に《ゴブリンの付け火屋/Goblin Arsonist(M12)》を唱える。

Ochoaは骸骨で攻撃を仕掛け1点のダメージを与えるがJacobは驚く。

Jacob「マジ!?もう1枚持ってたりすんの?」

実際出て来たのは《貪る大群/Devouring Swarm(M12)》だったが攻撃ステップで対面に待ちかまえてるのを見て頷く。

Jacob「そいつらnutter butterのように最高の組み合わせだよ」

(訳注:http://en.wikipedia.org/wiki/File:Nutter_Butter_cookies.JPG。nutter butterはナビスコ製のお菓子ですが最高に美味いんですわ。イメージとしてはオレオのようにクリームを挟んだクッキーです。クッキーとクリームの相性が抜牛ゅんって事が言いたいみたい。)とJacobは言いながら《グリフィンの歩哨/Griffin Sentinel(M10)》を唱える。

Ochoaは《貪る大群/Devouring Swarm(M12)》で攻撃を仕掛けてから《漂う影/Drifting Shade(M12)》を追加する。

Jacob「うぐぅ」

Jacobは次のターンのドローステップで声を漏らす。彼は2点を与えるだけで留まり4ターン目に何も唱える事ができない。Ochoaは2体のフライヤーで攻撃を仕掛けたかったが返しのJacobのターンでなにをされるか分からない為躊躇していた、そして考え込む為に椅子に深く座りこむ-両フライヤーを守る為にマナをを枯渇させたくないのだ-最終的には両方で攻撃を仕掛ける事を選択したようだ。《漂う影/Drifting Shade(M12)》は《グリフィンの歩哨/Griffin Sentinel(M12)》でブロックされたのでOchoaは1回パンプした--そして歩哨を殺す為に2回目のパンプする前に十分考える。Ochoaは結局影を《貪る大群/Devouring Swarm(M12)》で食べる事で(2回目のパンプに対応して影を対象に取った)《チャンドラの憤慨/Chandra’s Outrage(M11)》を打ち消す事にする。

Ochoaのライフは次のJacobの攻撃によって16になる。元世界チャンプは《平和な心/Pacifism(7ED)》を《貪る大群/Devouring Swarm(M12)》に付けて《真紅の魔道士/Crimson Mage(M12)》を追加する。

Ochoaは《予言/Divination(M10)》を唱えて--数ターンの間彼を苦しめていた--5枚目の土地を見つけ《困窮/Distress(M12)》を唱える。Jacobの手札には《火山のドラゴン/Volcanic Dragon(M12)》が潜んでいてソレを唱える為の土地も有った。Ochoaはそのドラゴンを取り除く。

Ochoaは《漂う影/Drifting Shade(M12)》を盤面に戻す為《グレイブディガー/Gravedigger(CMD)》を唱えるが影を場に戻すには更に1ターン待たねばならなかった。その間に今しがた召喚された《流浪のグリフィン/Peregrine Griffin(M12)》が《真紅の魔道士/Crimson Mage(M12)》の効果で速攻を得て2点のダメージを与える…結果Ochoaのライフは12になる。

Ochoaは《漂う影/Drifting Shade(M12)》を再召喚し衝撃に備える、その一方で速攻を得た《骨砕きの巨人/Bonebreaker Giant(M12)》が現れる。Jacobは巨人、2/4グリフィンとやっかいな1/1ゴブリンを送り出す。Ochoaは-たった2マナしか残されてなく-一番生産的なブロック案を模索する。だが大した選択肢は残されていなかったので骸骨が巨人の矛先を吸収し、空からの2点は喰らった。そしてターン終了時に再度組み立て直される。(訳注:付け火屋について特に書いてないんで本体喰らった形跡はないんだけど後述の文章のつじつま合わせ的にはスルーして本体で喰らったっぽいです。)

Ochoaは《漂う影/Drifting Shade(M12)》で1点与える、十分なダメージは与えられなかったが《吸血鬼ののけ者/Vampire Outcasts(M12)》の狂喜のスイッチを入れるには十分だった--4/4《絆魂》は2/2《絆魂》より断然良いに決まってる。更に彼は《凄腕の暗殺者/Royal Assassin(M11)》を盤面に追加する。

Jacobが出来たのは(盤面に2つの脅威が現れた事で)《グリフィンの歩哨/Griffin Sentinel(M12)》で1点を与えるだけに留まった。《漂う影/Drifting Shade(M12)》が空を漂い6点のダメージを与える。《グリフィンの歩哨/Griffin Sentinel(M12)》は引き続き1点のダメージを与えるOchoaがゲームに負けるまでこのアタックを続ける気だ。《流浪のグリフィン/Peregrine Griffin(M12)》は影をチャンプブロック。《神聖なる好意/Divine Favor(M12)》を《グリフィンの歩哨/Griffin Sentinel(M12)》に付ける事はとても興味深い場を作りだした。次のターンから《吸血鬼ののけ者/Vampire Outcasts(M12)》が攻撃に参加する、コレは《ゴブリンの付け火屋/Goblin Arsonist(ROE)》にブロックされ《凄腕の暗殺者/Royal Assassin(M11)》と交換に大切な4点のライフを得る。

最終的に《流浪のグリフィン/Peregrine Griffin(M12)》が《マナ漏出/Mana Leak(9ED)》された事でJacobは敗北を認めた。

Michael Jacob 1-2 David Ochoa

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