相手を殴り殺す事を目的としないデッキでどうやって勝つんだろう?/How Can You Beat That Which Does Not Kill?
青白カウブレードvs青赤緑ライブラリーアウトです。
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/usnat11/day1#2
「よう、アンタはネットからデッキをコピーする人?」とKyle Sanchezが対戦相手に喰いつくように話す。
「そうかもね。」とOrrin Beasleyは大人しく答える。
「教えてやるYO、アンタ、MTGにはもうどこにも誇りってもんが無い。」とKyleは見下す感じで頭を振り山札をシャッフルする。
彼の独特な山札削りデッキは今の所競争相手を撃沈していて、Beasleyの駆るカウブレード相手にソレがどう行われるか我々は見る事になる。Sanchezはプロツアーハリウッドの優勝者であるCharles Gindyとのテストプレイで、このマッチアップは80%の確率で自身が有利だと言うのだ(カウブレードに対して8:2のダイヤ)。80%有利って結構やばい数字だね。確か過去のハウリングオウルが有利なマッチアップに対して勝率80%ぐらいを誇っていたのと同じ数字だった、と思うよ。
と言っても今この場ではKyle Sanchezはその賭け金を口に「閉まって」対戦するべきだね。
Game1
Sanchezは開幕《島/Island(ALA)》から→《思案/Ponder(M12)》、コレが2ターン目《水蓮のコブラ/Lotus Cobra(ZEN)》から3ターン目《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》+フェッチランドという動きを約束してくれた。しかしながら、《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》はBeasleyが即座に対応して《マナ漏出/Mana Leak(M11)》する、彼は1ターン目に《定業/Preordain(M11)》して2ターン目は打ち消し用のマナを立たせてターンを返していた。彼の手札の中には《忘却の輪/Oblivion Ring(ALA)》、《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》、《審判の日/Day of Judgment(M12)》、《呪文滑り/Spellskite(NPH)》と《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MBS)》が鎮座して待ちかまえている。
4ターン目にSanchezは《島/Island(ALA)》×2、《森/Forest(9ED)》+《山/Mountain(RAV)》、そして《水蓮のコブラ/Lotus Cobra(ZEN)》に感謝しながら《書庫の罠/Archive Trap(ZEN)》を対戦相手に唱える。
「何枚かの剣と鷹1枚が落ちたか…。悪くないね。」とKyleは囁く。
Beasleyの手札から《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》が降り立ち、彼の仲間を2体連れてくる。そして更にホラーであるアーティファクトクリーチャー(《呪文滑り/Spellskite(NPH)》)を盤面に追加する。
Sanchezは《彼方の映像/Visions of Beyond(M12)》をサイクリングして(今は《Ancestral Recall》モードじゃないけどね)、イライラしながら《記憶の熟達者、ジェイス/Jace, Memory Adept(M12)》を着地させる、無料の《不可思の一瞥/Glimpse the Unthinkable(RAV)》撃った後に《彼方の映像/Visions of Beyond(M12)》を撃つ事が叶わなかったからだ、なにはともあれターンを終了する。Beasleyは《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MBS)》を出して、コレを鷹に装備、そして攻撃を与えるがライフは17-16でまだSanchezが有利だ。第2メインでBeasleyは対戦相手のプレンズウォーカーを《忘却の輪/Oblivion Ring(ALA)》で取り除く。Sanchezは《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MBS)》を装備した《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》を撃退する方法を幾つかデッキに内包していたが未だ引かず、ライフの推移は9-14にまで来てしまう。Sanchezのライブラリーアウト戦略にとってライフが一桁というのは非常によろしくない。
次のターン決定打を迎える為に、追加の鷹と剣がBeasley側に現れる。Sanchezはカードを引き、ため息をついて、デッキを畳んだ。
Orrin Beasley 1–0 Kyle Sanchez
Game2
お互い1ターン目に《定業/Preordain(M11)》を鏡打ちからスタート、Sanchezは2ターン目に《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》+《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse(M11)》を追従させる。Beasleyはまた2ターン目にマナを立たせて《マナ漏出/Mana Leak(9ED)》で2枚目の《夢石の面晶体/Dreamstone Hedron(CMD)》を捕まえる、その後3ターン目には《忘却の輪/Oblivion Ring(M12)》でもう一枚の《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》を捕まえた。
その後1~2ターン経過したターンの終了時に、Kyleは《乱動への突入/Into the Roil(ZEN)》を2枚のフェッチランド(《沸騰する小湖/Scalding Tarn(ZEN)》《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》)を砕く為に盤面に戻ってきた3枚目の《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》に向かって唱える。対応してフェッチを砕いて土地を持ってきた後にはBeasleyのターンが廻ってきた時に21枚のカードが墓地に落ちた状態だった。彼は静かに《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura(ROE)》の為にタップアウトするが、ターン終了時に撃たれる《書庫の罠/Archive Trap(ZEN)》が更に山札を削る事になる。彼はたった5枚の手札と15枚の山札しか残されていない。
2枚の《彼方の映像/Visions of Beyond(M12)》がSanchezの手札を再供給する(今回は《Ancestral Recall》モードだね)、この手札はSanchezに《探検/Explore(WWK)》を唱えさせ、《森/Forest(9ED)》と《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》をプレイさせる事になる(その過程で9枚の山札が削れる)そこから2枚の《水蓮のコブラ/Lotus Cobra(ZEN)》と《定業/Preordain(M11)》へとつなぐ。上2枚に見た土地を下に送り、引いたのは《島/Island(ALA)》、そして3枚目の《水蓮のコブラ/Lotus Cobra(ZEN)》と《記憶の熟達者、ジェイス/Jace, Memory Adept(M12)》と欲しくなかった青マナ源(島)を手札に抱えてターンを返す。
Gideonは一人孤独に戦場に居る。Sanchezのライフはまだ17も有るし、Beasley自身の山札はかなり少ない。いやマジで少なかった。ギデオンは出来る事を全て行う。彼は《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MBS)》を掴みSanchezのライフを1桁まで落とし込む、だがSanchezのジェイスはBeasleyのカードをゴミ箱の中にダンプさせる力が有った。
Orrin Beasley 1–1 Kyle Sanchez
Game3
この早いターンの行動はゲームを予測できるようになる、まあ(ライターとして)ありがたい事だが、Sanchezは1ターン目にBeasleyの《定業/Preordain(M11)》に対して《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》で迎え撃つ、Beasley意を決して《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》を唱え、2体の仲間を手札に加える。(《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》が1ターン目に着地してしまった以上)2ターン目に《マナ漏出/Mana Leak(9ED)》を構えるより良いと判断したようだ。山札をサーチした事でSanchezの《書庫の罠/Archive Trap(ZEN)》が0マナで唱える事を許してしまう。コレは重要なポイントで、次のターン《思案/Ponder(M12)》を唱えた後のSanchezの手札は4枚の土地と2枚目の《書庫の罠/Archive Trap(ZEN)》だけだったからだ。もし彼の《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》が塵となって消えてしまったら手札に深刻な問題を抱える事になるだろう。
追従する次のターンに《四肢切断/Dismember(NPH)》が《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》をぶっ殺そうとしたが、そのタイミングでSanchezは《乱動への突入/Into the Roil(ZEN)》を引いていた、どこぞの癖っ毛のボスみたいな引きの強さで(訳注:多分トッププロの誰かの事指してるんだろうけど誰だか分りません。)カニを救う。Beasleyの盤面には3体の鷹が居て、Kyleの再度唱えた《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》を《マナ漏出/Mana Leak(M11)》する事が出来た。Sanchezは打ち消された事についてOKと頷きながら、2枚目の《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》を手札から盤面に追加する。前述したボスのように強運を見せつける。
Sanchezはこのデッキをどう動かすか良く知っている。私(カバレッジライター)がBeasleyの墓地の枚数を数える度に彼はその数を即座に言い当てる。
Sanchez「25枚でしょ?」
と彼は聞き、私は頷いた。
Sanchezの《思案/Ponder(M12)》や《定業/Preordain(M11)》は追加の《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》を探し出す。その内の1体は《忘却の輪/Oblivion Ring(M12)》で取り除かれ《呪文滑り/Spellskite(NPH)》が鷹の隊列に加わる。Sanchezのライフが9に落ち込むも、その間もカニで山札を削り続け、ここから更にフェッチを砕いて山札を削ろうとする。
Sanchez「確かまだ10枚のカードが山札に残ってるよね?」
Beasley「11枚だよ」
Sanchez「OK、君の墓地に《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》は何枚有ったっけ?」
彼は静かに枚数を数える。彼に秘策が有る事がはっきりと分かった。
Sanchez「君のアップキープに《書庫の罠/Archive Trap(ZEN)》を唱えるけどなんかある?」
うん、《書庫の罠/Archive Trap(ZEN)》がその秘策だね。
Beasleyは少しの間考えて、自分のデッキを畳んだ。終わった結果を見たら80%の勝率ってのはまんざらでもなさそうだね。
Orrin Beasley 1–2 Kyle Sanchez
Kyle Sanchezのデッキには沢山のトリックがスリーブの中に内包されているが、彼が私に頼んだのはこのトーナメントの早い段階で公開するのはやめて欲しいという事だった。このライブラリーアウトデッキの詳細は続報を待て!
青白カウブレードvs青赤緑ライブラリーアウトです。
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/usnat11/day1#2
「よう、アンタはネットからデッキをコピーする人?」とKyle Sanchezが対戦相手に喰いつくように話す。
「そうかもね。」とOrrin Beasleyは大人しく答える。
「教えてやるYO、アンタ、MTGにはもうどこにも誇りってもんが無い。」とKyleは見下す感じで頭を振り山札をシャッフルする。
彼の独特な山札削りデッキは今の所競争相手を撃沈していて、Beasleyの駆るカウブレード相手にソレがどう行われるか我々は見る事になる。Sanchezはプロツアーハリウッドの優勝者であるCharles Gindyとのテストプレイで、このマッチアップは80%の確率で自身が有利だと言うのだ(カウブレードに対して8:2のダイヤ)。80%有利って結構やばい数字だね。確か過去のハウリングオウルが有利なマッチアップに対して勝率80%ぐらいを誇っていたのと同じ数字だった、と思うよ。
と言っても今この場ではKyle Sanchezはその賭け金を口に「閉まって」対戦するべきだね。
Game1
Sanchezは開幕《島/Island(ALA)》から→《思案/Ponder(M12)》、コレが2ターン目《水蓮のコブラ/Lotus Cobra(ZEN)》から3ターン目《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》+フェッチランドという動きを約束してくれた。しかしながら、《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》はBeasleyが即座に対応して《マナ漏出/Mana Leak(M11)》する、彼は1ターン目に《定業/Preordain(M11)》して2ターン目は打ち消し用のマナを立たせてターンを返していた。彼の手札の中には《忘却の輪/Oblivion Ring(ALA)》、《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》、《審判の日/Day of Judgment(M12)》、《呪文滑り/Spellskite(NPH)》と《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MBS)》が鎮座して待ちかまえている。
4ターン目にSanchezは《島/Island(ALA)》×2、《森/Forest(9ED)》+《山/Mountain(RAV)》、そして《水蓮のコブラ/Lotus Cobra(ZEN)》に感謝しながら《書庫の罠/Archive Trap(ZEN)》を対戦相手に唱える。
「何枚かの剣と鷹1枚が落ちたか…。悪くないね。」とKyleは囁く。
Beasleyの手札から《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》が降り立ち、彼の仲間を2体連れてくる。そして更にホラーであるアーティファクトクリーチャー(《呪文滑り/Spellskite(NPH)》)を盤面に追加する。
Sanchezは《彼方の映像/Visions of Beyond(M12)》をサイクリングして(今は《Ancestral Recall》モードじゃないけどね)、イライラしながら《記憶の熟達者、ジェイス/Jace, Memory Adept(M12)》を着地させる、無料の《不可思の一瞥/Glimpse the Unthinkable(RAV)》撃った後に《彼方の映像/Visions of Beyond(M12)》を撃つ事が叶わなかったからだ、なにはともあれターンを終了する。Beasleyは《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MBS)》を出して、コレを鷹に装備、そして攻撃を与えるがライフは17-16でまだSanchezが有利だ。第2メインでBeasleyは対戦相手のプレンズウォーカーを《忘却の輪/Oblivion Ring(ALA)》で取り除く。Sanchezは《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MBS)》を装備した《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》を撃退する方法を幾つかデッキに内包していたが未だ引かず、ライフの推移は9-14にまで来てしまう。Sanchezのライブラリーアウト戦略にとってライフが一桁というのは非常によろしくない。
次のターン決定打を迎える為に、追加の鷹と剣がBeasley側に現れる。Sanchezはカードを引き、ため息をついて、デッキを畳んだ。
Orrin Beasley 1–0 Kyle Sanchez
Game2
お互い1ターン目に《定業/Preordain(M11)》を鏡打ちからスタート、Sanchezは2ターン目に《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》+《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse(M11)》を追従させる。Beasleyはまた2ターン目にマナを立たせて《マナ漏出/Mana Leak(9ED)》で2枚目の《夢石の面晶体/Dreamstone Hedron(CMD)》を捕まえる、その後3ターン目には《忘却の輪/Oblivion Ring(M12)》でもう一枚の《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》を捕まえた。
その後1~2ターン経過したターンの終了時に、Kyleは《乱動への突入/Into the Roil(ZEN)》を2枚のフェッチランド(《沸騰する小湖/Scalding Tarn(ZEN)》《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》)を砕く為に盤面に戻ってきた3枚目の《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》に向かって唱える。対応してフェッチを砕いて土地を持ってきた後にはBeasleyのターンが廻ってきた時に21枚のカードが墓地に落ちた状態だった。彼は静かに《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura(ROE)》の為にタップアウトするが、ターン終了時に撃たれる《書庫の罠/Archive Trap(ZEN)》が更に山札を削る事になる。彼はたった5枚の手札と15枚の山札しか残されていない。
2枚の《彼方の映像/Visions of Beyond(M12)》がSanchezの手札を再供給する(今回は《Ancestral Recall》モードだね)、この手札はSanchezに《探検/Explore(WWK)》を唱えさせ、《森/Forest(9ED)》と《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》をプレイさせる事になる(その過程で9枚の山札が削れる)そこから2枚の《水蓮のコブラ/Lotus Cobra(ZEN)》と《定業/Preordain(M11)》へとつなぐ。上2枚に見た土地を下に送り、引いたのは《島/Island(ALA)》、そして3枚目の《水蓮のコブラ/Lotus Cobra(ZEN)》と《記憶の熟達者、ジェイス/Jace, Memory Adept(M12)》と欲しくなかった青マナ源(島)を手札に抱えてターンを返す。
Gideonは一人孤独に戦場に居る。Sanchezのライフはまだ17も有るし、Beasley自身の山札はかなり少ない。いやマジで少なかった。ギデオンは出来る事を全て行う。彼は《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MBS)》を掴みSanchezのライフを1桁まで落とし込む、だがSanchezのジェイスはBeasleyのカードをゴミ箱の中にダンプさせる力が有った。
Orrin Beasley 1–1 Kyle Sanchez
Game3
この早いターンの行動はゲームを予測できるようになる、まあ(ライターとして)ありがたい事だが、Sanchezは1ターン目にBeasleyの《定業/Preordain(M11)》に対して《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》で迎え撃つ、Beasley意を決して《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》を唱え、2体の仲間を手札に加える。(《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》が1ターン目に着地してしまった以上)2ターン目に《マナ漏出/Mana Leak(9ED)》を構えるより良いと判断したようだ。山札をサーチした事でSanchezの《書庫の罠/Archive Trap(ZEN)》が0マナで唱える事を許してしまう。コレは重要なポイントで、次のターン《思案/Ponder(M12)》を唱えた後のSanchezの手札は4枚の土地と2枚目の《書庫の罠/Archive Trap(ZEN)》だけだったからだ。もし彼の《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》が塵となって消えてしまったら手札に深刻な問題を抱える事になるだろう。
追従する次のターンに《四肢切断/Dismember(NPH)》が《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》をぶっ殺そうとしたが、そのタイミングでSanchezは《乱動への突入/Into the Roil(ZEN)》を引いていた、どこぞの癖っ毛のボスみたいな引きの強さで(訳注:多分トッププロの誰かの事指してるんだろうけど誰だか分りません。)カニを救う。Beasleyの盤面には3体の鷹が居て、Kyleの再度唱えた《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》を《マナ漏出/Mana Leak(M11)》する事が出来た。Sanchezは打ち消された事についてOKと頷きながら、2枚目の《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》を手札から盤面に追加する。前述したボスのように強運を見せつける。
Sanchezはこのデッキをどう動かすか良く知っている。私(カバレッジライター)がBeasleyの墓地の枚数を数える度に彼はその数を即座に言い当てる。
Sanchez「25枚でしょ?」
と彼は聞き、私は頷いた。
Sanchezの《思案/Ponder(M12)》や《定業/Preordain(M11)》は追加の《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》を探し出す。その内の1体は《忘却の輪/Oblivion Ring(M12)》で取り除かれ《呪文滑り/Spellskite(NPH)》が鷹の隊列に加わる。Sanchezのライフが9に落ち込むも、その間もカニで山札を削り続け、ここから更にフェッチを砕いて山札を削ろうとする。
Sanchez「確かまだ10枚のカードが山札に残ってるよね?」
Beasley「11枚だよ」
Sanchez「OK、君の墓地に《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》は何枚有ったっけ?」
彼は静かに枚数を数える。彼に秘策が有る事がはっきりと分かった。
Sanchez「君のアップキープに《書庫の罠/Archive Trap(ZEN)》を唱えるけどなんかある?」
うん、《書庫の罠/Archive Trap(ZEN)》がその秘策だね。
Beasleyは少しの間考えて、自分のデッキを畳んだ。終わった結果を見たら80%の勝率ってのはまんざらでもなさそうだね。
Orrin Beasley 1–2 Kyle Sanchez
Kyle Sanchezのデッキには沢山のトリックがスリーブの中に内包されているが、彼が私に頼んだのはこのトーナメントの早い段階で公開するのはやめて欲しいという事だった。このライブラリーアウトデッキの詳細は続報を待て!
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