初手で取っても問題ないけど、除去として扱うと弱い部類に入る。
結局見えている除去というのは対処されやすく、それも限定条件下での除去になってしまうので実際は除去として機能しにくいのが暗殺者。
折角M12になってシステムクリーチャーが生き残りやすくなったのに上手く能力を使えない。
例えば《ギデオンの法の番人/Gideon’s Lawkeeper(M12)》とかは見えている擬似除去だがアクティヴに自分から動けるし、ターンによって封じるクリーチャーを変えられるというのがメリットでもある。だが《凄腕の暗殺者/Royal Assassin(M10)》は相手にタップ状態のクリーチャーが居ないと破壊できないので相手が動いてくれないと効果を発揮できない。
除去の性能としては《暗殺/Assassinate(M11)》より上だが(相手のアクションに合わせてインスタントタイミングで動けるのは強いし、ターンさえ重ねれば何度でも除去が撃てる事になる)。
条件が揃ってから初めて見せる《暗殺/Assassinate(M11)》は警戒されない分《暗殺/Assassinate(M11)》の方が優秀だ。
《凄腕の暗殺者/Royal Assassin(M10)》が速攻でも持っていれば話は別なんだが召喚酔いの関係で即座に動けないので能力を使う為には出来るだけ早いターンに展開する必要がある。
一応M12には《速足のブーツ/Swiftfoot Boots(M12)》があるので3ターン目に出さず、わざと殴らせてから4ターン目に暗殺者キャスト+ブーツ装備→除去と動けるので一概には言えないがまあ稀なケースだろう。
結局相手は《凄腕の暗殺者/Royal Assassin(M10)》を見たとたんに殴らなくなり、暗殺者を突破できる手段を引くまで黙々とクリーチャーを並べる事になる。相手の攻撃を1枚でけん制し続けるという意味では3マナ1/1のクリーチャーとしては上出来かもしれないが、それを除去として捉えるかはまた別の問題だ。
そういった意味で除去と《凄腕の暗殺者/Royal Assassin(M10)》を同じパックで引いてどっち取るの?という問題が有った場合(除去が欲しければ)アクティヴに自分から動ける《ショック/Shock(M12)》なり、《火葬/Incinerate(10E)》なり、《チャンドラの憤慨/Chandra’s Outrage(M11)》なり取った方がいいという見方が有るわけだ。(例えそのダメージで殺せないサイズのクリーチャーが相手に居たとしてもだ)
暗殺者がアタックをけん制するとは言ったものの万能ではない。《警戒》持ちが環境に居るのも点数を下げている。《グリフィンの歩哨/Griffin Sentinel(M10)》は見た目以上に殴れるし堅いのでピックしたらほぼ必ず白いデッキに入る。アンコモンには《セラの天使/Serra Angel(M10)》が居る。歩哨はまだパワーが1だから対処するカードを引く猶予期間がある程度確保できるが、セラ天ではそうも言ってられない。パワー4は例えライフが20点有ったとしても5回のアタックで昇天してしまう。空から殴られているのに地上ではなにも出来ない暗殺者が立っているだけでチャンプブロックさえ許さない。
《再生》持ちも厄介で《棍棒のトロール/Cudgel Troll(M11)》は依然健在だし《トロール皮/Trollhide(M12)》もある。本来エンチャント(オーラ)とは除去が天敵でエンチャントにスタックでクリーチャーを殺されるとアド損をするというジレンマがありエンチャントする時は、割り切って動くか隙をみて動く以外に無かった。だが本来除去スロットとして居るはずの暗殺者はエンチャントするのに対応してクリーチャーを殺せないし着地した後は再生のお陰でもうどうしようもない。
さらに追い打ちをかけるのが《呪禁》だ。そもそも対象に取らせてくれない。呪禁持ちはまあ他の単体除去でも対処できないのは一緒なので持ちあげるのはアレだが、殴ってる《呪禁》持ちの隣に立って居る普通のクリーチャーを殺せないというのはやはりデメリットだ。
そんな理由で俺は《凄腕の暗殺者/Royal Assassin(M11)》=《濠の大魔術師/Magus of the Moat(FUT)》だと思っている。
地上は止める、上は(警戒で)殴られる的な?
《凄腕の暗殺者/Royal Assassin(M10)》がアクティヴに狙った対象を殺すには別の手段が必要で、《霜のタイタン/Frost Titan(M12)》や《霜のブレス/Frost Breath(M12)》や《ギデオンの法の番人/Gideon’s Lawkeeper(M12)》、《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura(M12)》を使わないといけない。
暗殺者の為にこいつらをピックする事を念頭に置くのは良い事だが、暗殺者を並べ→《霜のブレス/Frost Breath(M12)》を撃ち→2ターンかけて寝てるクリーチャーを殺すというのはずいぶんと遅い(遠回りな)上にコントロールチックだ。
それだったら青白テンポとか青赤狂喜とかでクリーチャーを1~2ターン目に並べて3ターン目に《霜のブレス/Frost Breath(M12)》をブロッカーに撃ち、殴った方が勝ちが速そうだ。M12環境的にも狂喜というシステムが採用されている関係でテンポビートは優遇されている。
暗殺者が2の矢を必要とする一方、《霜のブレス/Frost Breath(M12)》は除いたとしても、残りの3枚は単体で十分活躍する性能というのも問題だ。(つまり暗殺者要らないじゃね説)
MTGが「相手に勝つ」という目的が有る以上自分が攻めるゲームだ、暗殺者はゲームをスローダウンさせ長引かせるカードではあるが直接勝ちに直結しやすいカードとはいい辛い。どちらかと言うと「相手に勝たせない」「自分が負けない」カードといった方がしっくりくる。
攻めのマジックにおいて除去は相手のブロッカーの排除に比重が重く置かれる。クリーチャー(ブロッカー)を排除しつつ本体にダメージが入る《チャンドラの憤慨/Chandra’s Outrage(M11)》はその典型だと言えるだろう。
M11では比較的安価に拾えて黒単色で補完できる《突き刺す苦痛/Stabbing Pain(M11)》が有った為まだ使いやすかったのだが…環境的にかなり逆風に立たされているようだ。
一応「タップを含むシステムクリーチャーには強い」という特性は持つ。
結局見えている除去というのは対処されやすく、それも限定条件下での除去になってしまうので実際は除去として機能しにくいのが暗殺者。
折角M12になってシステムクリーチャーが生き残りやすくなったのに上手く能力を使えない。
例えば《ギデオンの法の番人/Gideon’s Lawkeeper(M12)》とかは見えている擬似除去だがアクティヴに自分から動けるし、ターンによって封じるクリーチャーを変えられるというのがメリットでもある。だが《凄腕の暗殺者/Royal Assassin(M10)》は相手にタップ状態のクリーチャーが居ないと破壊できないので相手が動いてくれないと効果を発揮できない。
除去の性能としては《暗殺/Assassinate(M11)》より上だが(相手のアクションに合わせてインスタントタイミングで動けるのは強いし、ターンさえ重ねれば何度でも除去が撃てる事になる)。
条件が揃ってから初めて見せる《暗殺/Assassinate(M11)》は警戒されない分《暗殺/Assassinate(M11)》の方が優秀だ。
《凄腕の暗殺者/Royal Assassin(M10)》が速攻でも持っていれば話は別なんだが召喚酔いの関係で即座に動けないので能力を使う為には出来るだけ早いターンに展開する必要がある。
一応M12には《速足のブーツ/Swiftfoot Boots(M12)》があるので3ターン目に出さず、わざと殴らせてから4ターン目に暗殺者キャスト+ブーツ装備→除去と動けるので一概には言えないがまあ稀なケースだろう。
結局相手は《凄腕の暗殺者/Royal Assassin(M10)》を見たとたんに殴らなくなり、暗殺者を突破できる手段を引くまで黙々とクリーチャーを並べる事になる。相手の攻撃を1枚でけん制し続けるという意味では3マナ1/1のクリーチャーとしては上出来かもしれないが、それを除去として捉えるかはまた別の問題だ。
そういった意味で除去と《凄腕の暗殺者/Royal Assassin(M10)》を同じパックで引いてどっち取るの?という問題が有った場合(除去が欲しければ)アクティヴに自分から動ける《ショック/Shock(M12)》なり、《火葬/Incinerate(10E)》なり、《チャンドラの憤慨/Chandra’s Outrage(M11)》なり取った方がいいという見方が有るわけだ。(例えそのダメージで殺せないサイズのクリーチャーが相手に居たとしてもだ)
暗殺者がアタックをけん制するとは言ったものの万能ではない。《警戒》持ちが環境に居るのも点数を下げている。《グリフィンの歩哨/Griffin Sentinel(M10)》は見た目以上に殴れるし堅いのでピックしたらほぼ必ず白いデッキに入る。アンコモンには《セラの天使/Serra Angel(M10)》が居る。歩哨はまだパワーが1だから対処するカードを引く猶予期間がある程度確保できるが、セラ天ではそうも言ってられない。パワー4は例えライフが20点有ったとしても5回のアタックで昇天してしまう。空から殴られているのに地上ではなにも出来ない暗殺者が立っているだけでチャンプブロックさえ許さない。
《再生》持ちも厄介で《棍棒のトロール/Cudgel Troll(M11)》は依然健在だし《トロール皮/Trollhide(M12)》もある。本来エンチャント(オーラ)とは除去が天敵でエンチャントにスタックでクリーチャーを殺されるとアド損をするというジレンマがありエンチャントする時は、割り切って動くか隙をみて動く以外に無かった。だが本来除去スロットとして居るはずの暗殺者はエンチャントするのに対応してクリーチャーを殺せないし着地した後は再生のお陰でもうどうしようもない。
さらに追い打ちをかけるのが《呪禁》だ。そもそも対象に取らせてくれない。呪禁持ちはまあ他の単体除去でも対処できないのは一緒なので持ちあげるのはアレだが、殴ってる《呪禁》持ちの隣に立って居る普通のクリーチャーを殺せないというのはやはりデメリットだ。
そんな理由で俺は《凄腕の暗殺者/Royal Assassin(M11)》=《濠の大魔術師/Magus of the Moat(FUT)》だと思っている。
地上は止める、上は(警戒で)殴られる的な?
《凄腕の暗殺者/Royal Assassin(M10)》がアクティヴに狙った対象を殺すには別の手段が必要で、《霜のタイタン/Frost Titan(M12)》や《霜のブレス/Frost Breath(M12)》や《ギデオンの法の番人/Gideon’s Lawkeeper(M12)》、《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura(M12)》を使わないといけない。
暗殺者の為にこいつらをピックする事を念頭に置くのは良い事だが、暗殺者を並べ→《霜のブレス/Frost Breath(M12)》を撃ち→2ターンかけて寝てるクリーチャーを殺すというのはずいぶんと遅い(遠回りな)上にコントロールチックだ。
それだったら青白テンポとか青赤狂喜とかでクリーチャーを1~2ターン目に並べて3ターン目に《霜のブレス/Frost Breath(M12)》をブロッカーに撃ち、殴った方が勝ちが速そうだ。M12環境的にも狂喜というシステムが採用されている関係でテンポビートは優遇されている。
暗殺者が2の矢を必要とする一方、《霜のブレス/Frost Breath(M12)》は除いたとしても、残りの3枚は単体で十分活躍する性能というのも問題だ。(つまり暗殺者要らないじゃね説)
MTGが「相手に勝つ」という目的が有る以上自分が攻めるゲームだ、暗殺者はゲームをスローダウンさせ長引かせるカードではあるが直接勝ちに直結しやすいカードとはいい辛い。どちらかと言うと「相手に勝たせない」「自分が負けない」カードといった方がしっくりくる。
攻めのマジックにおいて除去は相手のブロッカーの排除に比重が重く置かれる。クリーチャー(ブロッカー)を排除しつつ本体にダメージが入る《チャンドラの憤慨/Chandra’s Outrage(M11)》はその典型だと言えるだろう。
M11では比較的安価に拾えて黒単色で補完できる《突き刺す苦痛/Stabbing Pain(M11)》が有った為まだ使いやすかったのだが…環境的にかなり逆風に立たされているようだ。
一応「タップを含むシステムクリーチャーには強い」という特性は持つ。
コメント
M12環境で考えると色々対処されちゃいますが、色が黒い=《墓暴き/Disentomb(M12)》&《グレイブディガー/Gravedigger(M11)》が使えるので、やっぱり取っちゃいます。
色によっては対処不能って事もありそうですし。
やっぱりひみつの内容に集約されるんでしょうね。
確実視しちゃダメみたいな。
《プロパガンダ》時々《暗殺》場合によってはニートでしょう。
やっと処理したと思ったらグレイブディガーされたり。
ローキーパーとか霜のブレスとかともシナジーダァー。
要するに抑止力、か。
《棍棒のトロール/Cudgel Troll(M11)》や《トロール皮》のついた生物は
再生すると戦闘から取り除かれるので、攻撃されるのはふせげると思うのですが・・・
糞を垂れ流しているだけの文章ですが楽しんでいただければ幸いです。
確かにアタックしてきた再生持ちに能力を起動すれば、再生の有無にかかわらず戦闘から取り除かれるのでダメージは喰らいません。
でもそれはアタックする側も分かっている事で(盤面見れば済むというお話)わざわざ突破できないのに単体で攻撃を仕掛けて来ないと思います。私が言いたかったのはトロールも皮も両方とも緑をやっていればほぼ確実に入るというカードなので、仮に一つのデッキに両方入っていて、それが両方揃った時にはもう《凄腕の暗殺者/Royal Assassin(M10)》では止められないという事でした。
《トロール皮/Trollhide(M12)》では稀有な例ではありますが、タップをコストに含むシステムクリーチャーに付けて《凄腕の暗殺者/Royal Assassin(M10)》を無効化する事もできます。
文章中ではしょりすぎてしまって誤解を与えてしまい申し訳ない。
なんかコイツが弱い状況はレアケースまで考慮にいれてるのにコイツが活躍するケースは無視してるように見えるよ。
ばれました?書き終えた後に短所というかネガキャンしかしてないな~って思ったんですが、既にコイツは何度も再録されてて強い部分は周知の事実みたいな雰囲気が有ると思ってたので、あえて書き足しませんでした。
ちなみに自分は《チャンドラの憤慨/Chandra’s Outrage(M11)》と《凄腕の暗殺者/Royal Assassin(M10)》だったら暗殺者取りますよ!
レアが好きですからね!
なんか暗殺者をネガキャンしまくって後味悪いからメリットも今度取りあげて書くよ!