NPH-MBS-SOM見直し
2011年6月11日コメント (2)NPHが発売してから約一ヶ月経ったので幾つかカードの評価を改めようと思う。
・NPH
《胆液の水源/Ichor Wellspring(MBS)》
評価の上がったカード。
初手候補にまで上げないと取れない場合が多い。
《燃え上がる憤怒の祭殿/Shrine of Burning Rage(NPH)》
評価の下がったカード。
使用する前、情報収集の段階で他の人に「赤祭殿はやばい」と聞いていたが実際使ってみたらそうでもなかった。アンコモンという出現率の低さ、無色でどんなデッキにも入るのでピックが腐らない等の後押しも有り《不気味な苦悩/Grim Affliction(NPH)》や《電位の負荷/Volt Charge(NPH)》より点数を上につけていたがコレは間違いだった。
初期
《燃え上がる憤怒の祭殿/Shrine of Burning Rage(NPH)》>《不気味な苦悩/Grim Affliction(NPH)》=《電位の負荷/Volt Charge(NPH)》
現在
《燃え上がる憤怒の祭殿/Shrine of Burning Rage(NPH)》=《不気味な苦悩/Grim Affliction(NPH)》=《電位の負荷/Volt Charge(NPH)》
兎に角起動に時間がかかるのと起動コストの重さがネックだった。除去として2点~3点与えるのであれば苦悩や負荷の方が除去が見えてない、設置にマナがかからないその分優秀。後半マナが有ったとしても上から引いてきた時にターンをかけないと効果を発揮しないので弱い。
起動コストが3マナっていう点はどうせ(カウンターが乗って無いor少ない序盤は)即座に起動しないので2ターン目に設置した後3~4ターン目はクリーチャーの展開を優先するから捨ておける問題だが除去として安心できる3~5個カウンターが乗った状態で常に3マナ立たせて動く事は不可能。6~7ターン目に《大槌の接合者/Maul Splicer(NPH)》や《とどろくタナドン/Thundering Tanadon(NPH)》を引いてきた時はキャストにマナを優先した方が強い場合が多い。
そうしたマナの多い後半でも「起動できない状態」のターンが発生しやすいのが欠点。折角ターンをかけてカウンターを貯めたのに起動できない隙に茶破壊を合わせられると無駄になる。結果除去としての信頼性は低くなってしまう。
勿論ある程度プレイングでカバーできる範囲の問題なので弱い認定にはならない。一応白をやっていると「再利用できる除去」という点では《不気味な苦悩/Grim Affliction(NPH)》や《電位の負荷/Volt Charge(NPH)》より評価できる。
《胆液の爆発/Ichor Explosion(NPH)》
評価が良い意味で下がったカード。
思ったより世間の評価が低い。確かに黒をやっていてもマナコストが重いから全てのデッキに入るわけじゃないし効果を十分に発揮するにはそれなりにパワーの高いクリーチャーが必要になってくる。
ただどっち道このカード自体7マナと重く、キャストするのは7ターン目以降なのだがらそれまでに《炎生まれのバイロン/Flameborn Viron(NPH)》だの《とどろくタナドン/Thundering Tanadon(NPH)》だの盤面に居るはずである。
なので生け贄にするクリーチャーに困るというのはそもそも《胆液の爆発/Ichor Explosion(NPH)》を使う段階で用意できていないのが構築ミスである。大味な除去が通り安い環境も高評価。インスタント・ソーサリーを打ち消すカードが少ないので《冷静な反論/Stoic Rebuttal(SOM)》はSOMが1パックになったので出にくくなったし《目的のための燃料/Fuel for the Cause(MBS)》も同様である(そもそも燃料は4マナなのでメインに入るか怪しい)為撃ったらほぼ通る。
今まで展開した自分のクリーチャーも死ぬから弱いという考え方の人がいればそれは「ラスが弱い」と言ってるのと同じで全体除去の強さと使い方を知らないだけである。そもそもこのカードは状況に応じて効果の範囲を選べるメリットがあるので使い方によっては相手だけ致命的な打撃を与える事ができる。
また自分のクリーチャーを巻き込む(最低コストで1体)点も構築でケアできる。タフネスの高い《腐敗したヒストリクス/Rotted Hystrix(NPH)》や《六角板のゴーレム/Hexplate Golem(MBS)》を採用したり《病的な略取/Morbid Plunder(MBS)》を取ればケアできる問題である。強さの割には万人受けしないので流れてきやすい。ダメージではないので《死への抵抗/Withstand Death(SOM)》でも防げないし《ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliterator(NPH)》も殺せる。プロテクションも関係ないのが良いね!
・MBS
《ピスタスの一撃/Pistus Strike(MBS)》
点数が上がったカード。
NPHが加わった事によってコモンの飛行クリーチャーが強化された。また万能な確定除去も減ったので結果的に対処し辛くなっている。M11環境の《垂直落下/Plummet(M11)》程メインに必ず入るカードではないが必ずサイドに欲しいカードではある。
《ヴィリジアンの密使/Viridian Emissary(MBS)》
点数の上がったカード。
マナサポートとカラーサポートが激減した上で有色カードが増え環境全体が遅くなったのでクリーチャーの低コスト帯を埋めつつ後半のマナを確保できる点がより重要になった。
《宝物の魔道士/Treasure Mage(MBS)》
点数の上がったカード。
3ターン目《宝物の魔道士/Treasure Mage(MBS)》(タナドンサーチ)
↓
4ターン目《とどろくタナドン/Thundering Tanadon(NPH)》
この動きは色んな意味で「レッツゴージャスティーン!」になる。
《圧壊/Crush(MBS)》
点数の上がったカード。
アンコモン以上とはいえ脅威となる置物が増えたのでメインに1枚サイドに1枚の合計2枚は用意しておきたい。っていうか《殴打頭蓋/Batterskull(NPH)》しね!マジでしね!
《神への捧げ物/Divine Offering(MIR)》
点数の上がったカード。
Φマナの関係でライフを得る効果のカードは相対的に評価が上がったが、除去と同時に行える2マナのインスタントとしては破格。
・SOM
マナマイア各種
評価の上がったカード。
初手レベルにまで押し上げられたカード。2マナ圏では《危険なマイア/Perilous Myr(SOM)》や《屍百足/Necropede(SOM)》の方が絶対的に優先されていたのがそうでも無くなった。MBSまでのピックで7~8マナのカードが2枚以上デッキに入っているのであれば優先してピックしていい。
2色ランド各種
評価の上がったカード。
スペルのスロットを圧迫する事なくカラーサポートをしてくれる素晴らしいカード。1周目で見たら取るようにしたほうがいい。今までは2週目の後半でも流れてくる事が有ったかもしれないがそんな事はもうなくなった。
・NPH
《胆液の水源/Ichor Wellspring(MBS)》
評価の上がったカード。
初手候補にまで上げないと取れない場合が多い。
《燃え上がる憤怒の祭殿/Shrine of Burning Rage(NPH)》
評価の下がったカード。
使用する前、情報収集の段階で他の人に「赤祭殿はやばい」と聞いていたが実際使ってみたらそうでもなかった。アンコモンという出現率の低さ、無色でどんなデッキにも入るのでピックが腐らない等の後押しも有り《不気味な苦悩/Grim Affliction(NPH)》や《電位の負荷/Volt Charge(NPH)》より点数を上につけていたがコレは間違いだった。
初期
《燃え上がる憤怒の祭殿/Shrine of Burning Rage(NPH)》>《不気味な苦悩/Grim Affliction(NPH)》=《電位の負荷/Volt Charge(NPH)》
現在
《燃え上がる憤怒の祭殿/Shrine of Burning Rage(NPH)》=《不気味な苦悩/Grim Affliction(NPH)》=《電位の負荷/Volt Charge(NPH)》
兎に角起動に時間がかかるのと起動コストの重さがネックだった。除去として2点~3点与えるのであれば苦悩や負荷の方が除去が見えてない、設置にマナがかからないその分優秀。後半マナが有ったとしても上から引いてきた時にターンをかけないと効果を発揮しないので弱い。
起動コストが3マナっていう点はどうせ(カウンターが乗って無いor少ない序盤は)即座に起動しないので2ターン目に設置した後3~4ターン目はクリーチャーの展開を優先するから捨ておける問題だが除去として安心できる3~5個カウンターが乗った状態で常に3マナ立たせて動く事は不可能。6~7ターン目に《大槌の接合者/Maul Splicer(NPH)》や《とどろくタナドン/Thundering Tanadon(NPH)》を引いてきた時はキャストにマナを優先した方が強い場合が多い。
そうしたマナの多い後半でも「起動できない状態」のターンが発生しやすいのが欠点。折角ターンをかけてカウンターを貯めたのに起動できない隙に茶破壊を合わせられると無駄になる。結果除去としての信頼性は低くなってしまう。
勿論ある程度プレイングでカバーできる範囲の問題なので弱い認定にはならない。一応白をやっていると「再利用できる除去」という点では《不気味な苦悩/Grim Affliction(NPH)》や《電位の負荷/Volt Charge(NPH)》より評価できる。
《胆液の爆発/Ichor Explosion(NPH)》
評価が良い意味で下がったカード。
思ったより世間の評価が低い。確かに黒をやっていてもマナコストが重いから全てのデッキに入るわけじゃないし効果を十分に発揮するにはそれなりにパワーの高いクリーチャーが必要になってくる。
ただどっち道このカード自体7マナと重く、キャストするのは7ターン目以降なのだがらそれまでに《炎生まれのバイロン/Flameborn Viron(NPH)》だの《とどろくタナドン/Thundering Tanadon(NPH)》だの盤面に居るはずである。
なので生け贄にするクリーチャーに困るというのはそもそも《胆液の爆発/Ichor Explosion(NPH)》を使う段階で用意できていないのが構築ミスである。大味な除去が通り安い環境も高評価。インスタント・ソーサリーを打ち消すカードが少ないので《冷静な反論/Stoic Rebuttal(SOM)》はSOMが1パックになったので出にくくなったし《目的のための燃料/Fuel for the Cause(MBS)》も同様である(そもそも燃料は4マナなのでメインに入るか怪しい)為撃ったらほぼ通る。
今まで展開した自分のクリーチャーも死ぬから弱いという考え方の人がいればそれは「ラスが弱い」と言ってるのと同じで全体除去の強さと使い方を知らないだけである。そもそもこのカードは状況に応じて効果の範囲を選べるメリットがあるので使い方によっては相手だけ致命的な打撃を与える事ができる。
また自分のクリーチャーを巻き込む(最低コストで1体)点も構築でケアできる。タフネスの高い《腐敗したヒストリクス/Rotted Hystrix(NPH)》や《六角板のゴーレム/Hexplate Golem(MBS)》を採用したり《病的な略取/Morbid Plunder(MBS)》を取ればケアできる問題である。強さの割には万人受けしないので流れてきやすい。ダメージではないので《死への抵抗/Withstand Death(SOM)》でも防げないし《ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliterator(NPH)》も殺せる。プロテクションも関係ないのが良いね!
・MBS
《ピスタスの一撃/Pistus Strike(MBS)》
点数が上がったカード。
NPHが加わった事によってコモンの飛行クリーチャーが強化された。また万能な確定除去も減ったので結果的に対処し辛くなっている。M11環境の《垂直落下/Plummet(M11)》程メインに必ず入るカードではないが必ずサイドに欲しいカードではある。
《ヴィリジアンの密使/Viridian Emissary(MBS)》
点数の上がったカード。
マナサポートとカラーサポートが激減した上で有色カードが増え環境全体が遅くなったのでクリーチャーの低コスト帯を埋めつつ後半のマナを確保できる点がより重要になった。
《宝物の魔道士/Treasure Mage(MBS)》
点数の上がったカード。
3ターン目《宝物の魔道士/Treasure Mage(MBS)》(タナドンサーチ)
↓
4ターン目《とどろくタナドン/Thundering Tanadon(NPH)》
この動きは色んな意味で「レッツゴージャスティーン!」になる。
《圧壊/Crush(MBS)》
点数の上がったカード。
アンコモン以上とはいえ脅威となる置物が増えたのでメインに1枚サイドに1枚の合計2枚は用意しておきたい。っていうか《殴打頭蓋/Batterskull(NPH)》しね!マジでしね!
《神への捧げ物/Divine Offering(MIR)》
点数の上がったカード。
Φマナの関係でライフを得る効果のカードは相対的に評価が上がったが、除去と同時に行える2マナのインスタントとしては破格。
・SOM
マナマイア各種
評価の上がったカード。
初手レベルにまで押し上げられたカード。2マナ圏では《危険なマイア/Perilous Myr(SOM)》や《屍百足/Necropede(SOM)》の方が絶対的に優先されていたのがそうでも無くなった。MBSまでのピックで7~8マナのカードが2枚以上デッキに入っているのであれば優先してピックしていい。
2色ランド各種
評価の上がったカード。
スペルのスロットを圧迫する事なくカラーサポートをしてくれる素晴らしいカード。1周目で見たら取るようにしたほうがいい。今までは2週目の後半でも流れてくる事が有ったかもしれないがそんな事はもうなくなった。
コメント
理由も含めて、ほぼ全て納得で気味が悪いくらいw
マナマイア2枚というのが恐竜の基本だったので、NMSでは恐竜が組みにくくなりました。
今まではどこかで安く拾えてましたが、もう全然見かけもしません(⌒_⌒;)
完全な低速コントロール脳な人間からの点数付けですからね。ビートを目指す人にとっては必ずしも一致しない評価だとは思ってます。
listenerさんと自分は好みや嗜好が似ているのかもしれませんね。