そういった意味で
1.SOM-SOM-SOM総合点数順
白＞赤＞青＞緑＞黒
だった。
白は砕いてもアーティファクトの数が減らず、リミテッドでは重要なクリーチャーを供給してくれた。金属術、色の人気にも貢献した為システム面でも優遇されていた。2ターン目に出てくる1/1は最高とは言わないまでも2マナ域クリーチャーの基本アクションがマナマイアキャストだった為サイズは及第点だった。
赤は効果が刹那的ではあったもののコンバットを有利に進める事ができた、また赤白ビートダウンというアーキタイプに貢献できた為良く採用されていた。
青は使用条件が赤とほぼ一緒だったものの青という色の不人気で赤より点数は落ちた。ただ粗石の魔道士セットで使える点は重宝した為そこまで差は無かった。
緑は他の爆弾とは違い明確に2枚のカードアドバンテージをもたらしてくれるが、いかんせん重かった。2ターン目にマナマイアを展開する環境で3ターン目にフルタップで土地を手札に持ってくるだけでは駄目。また2大アーキタイプ（感染と金属術）に恩恵をもたらすものではなかったのもマイナスポイントだった。
黒は盤面にもっとも影響を与えない能力だった為最下層になってしまった。確かに死体の野犬2枚でループされるのはうざい事この上ないが、回収されるのはコンバットで不利なサイズの小粒なクリーチャーだったので無視しても問題ないレベルだった。
2.MBS-SOM-SOM総合点数順
緑＞黒＞白＞赤＞青
となった。
緑はSOMが1パック減った事でマナマイアの絶対数が減ったのが1つ、マナマイアがマナブーストとして信頼が置けなくなったのが1つ。（タフネス1除去、強力なアーティファクト除去の台頭）低速化によるアドバンテージ勝負への環境の変化が1つ。緑という色の強化等々である。
黒は今まで捨ておいた墓地対策をしなければ確実に負けるようになったからだ。SOMの頃は感染クリーチャーしか再利用されなかったが（また回収先の感染クリーチャーが貧弱だった）病的な略取により感染持ち以外のボムの再利用、及び質の良い感染持ちの出現により無視できなくなった。
質の良い感染持ちが増えた事で、卓の中で感染持ちクリーチャーを積極的にデッキに入れるプレイヤーが増えた。以前はアーキタイプに沿わないカードは例えそれが優秀なカードでも取らない傾向にあったのに（金属術をやっていたら死体の野犬を取らない等）今では多くの人が好んで使うようになったので墓地利用をするプレイヤーに当たる確率が高まった。
白は金属術が弱くなってしまった煽りを受けた形だが点数が下がったというより緑と黒の点数が上がったと解釈した方が良いだろう。
3.起動マナコスト順
青＝黒＝赤＞白＞緑
1マナ
青黒赤
2マナ
白
3マナ
緑
ドローを目的にした場合当然マナコストがかからない方が良いに決まってる。
4.起動しやすさ順
白＝黒＝緑＞青＝赤
これはどういう事かというと対象を取っているか居ないかの問題だ。序盤ドローを目的に起動する場合（特に2ターン目）青と赤はクリーチャーが対象として必要になる為ごく稀に起動できない場合がある。
黒も厳密に言えば対象を取っているがプレイヤーが対象を取れなくなる事はこの環境で有りえないので気にしなくて良いだろう。
起動マナコストの少なさ、能力の環境への依存度、起動しやすさ等も考慮した上で呪文爆弾の価値を見極めていけたらいいと思う。
黒と緑以外の呪文爆弾に関しては「色が合っていれば入れる」カードだが、特に黒は「色が合ってなくてもデッキ（サイド含む）に入れる」カードである。
コメント