Nobody knows
2010年11月13日コメント (2)
突然だが、俺個人としてはマジックのスタンダードのメタゲームを追い求める為の最新の情報(tier1がなんなのか、シークレットテクはなんなのか等)にはあまり興味が無い。その証拠にdeckcheck.comなんか一度もアクセスした事無いし、公式大会(特にスタンダード)にはほとんど出ない。それより物語の背景や開発秘話なんかに強い興味を示すし楽しめる。本来知ってはいけない「秘密の何か」を知る背徳的な感じと他人が知らず自分が知っている「秘密」に強い憧れを抱くからだとは思うのだけど。大抵の場合それらの情報はマジックが強くなる事に対して役に立たない。フレイバーテキストに何が書いてあるかなんてカードの効果には左右されないし、影響を及ぼさない。
ただ折角物語が有り、物語にそってカードがデザインされているんだから効果だけでなく物語も楽しんでもいいんじゃないだろうか。とは思う。どうやってマジックを楽しむか、それは個人の自由なので強制はできないのだけど。
-SoMに烈日クリーチャーが再録されなかったわけ-
マローのコラムを読んでいて疑問に思ったのが(マローのコラムは上質だから是非読む事をお勧めする、公式に翻訳記事も多く上がってるけど訳されてないのも有るので英語の公式HPも見た方が良い。)何故烈日(基+1/+1廻りのメカニズム)が再録されなかったのかという事だった。
おかしなことがやってきた その1
http://mtg-jp.com/reading/translated/008400/
おかしなことがやってきた その2
http://mtg-jp.com/reading/translated/008405/
おかしなことがやってきた その3
http://mtg-jp.com/reading/translated/010015/
この三つのコラムでどうやってSoMが出来上がったか、何がしたかったのか書いてあるんだけど、腑に落ちないのが何故+1/+1カウンターを用いるクリーチャーがSoMに居ないのかという事だ。
「おかしなことがやってきた その2」に一応説明がされている↓
勿論理由の一部としては正しいのだろうけど、残念ながらこの説明だけでは俺自身の中では納得できなかった。そりゃ-1/-1カウンターがX個乗ってるクリーチャーAと、+1/+1がX個乗ってるクリーチャーBが盤面に居た場合、ゲームをやってる当人達はまだしも初見で見た人にとっては分かり辛い状況だろう。(特にジャッジにとってクリーチャーに乗ってるカウンターが+1/+1カウンターなのか-1/-1カウンターなのかぱっと見たときに分からないと状況把握が難しいだろう)
ただ、接合を再録しなかった理由にはこれで十分なのだが烈日を再録しなかった理由にはならない。難しい盤面を作りだすカードには近年かなり寛容になってる。→(http://mtg-jp.com/reading/translated/002296/)この目覚めよ世界(ワールドウェイク)というコラムの中で獣性の脅威について触れているが、3種類のトークンを生みだす獣性の脅威の項目において盤面的にはかなり面倒くさい状況になるにも関わらず問題無いとしてリリースされたカードだ。
3種類のトークンを同時に生みだす獣性の脅威がOKで烈日クリーチャー(+1/+1カウンターが乗ったクリーチャー)が居たら駄目?そんなにプレイヤーは馬鹿じゃないしルールについてこれないとも思えない(カウンターの乗ってるクリーチャーのテキストに烈日持ちかそうじゃないか見ればカウンターの種類の判断が効く)。
わざわざ時のらせん時代に+1/+1カウンターと-1/-1カウンターは1つのオブジェクトには同居できないようにルール改正がされたし(対消滅するようになった)、烈日クリーチャーを再録した事により環境を破壊するほどの力は無いと思った。
結局コラムでは深く触れられてきていない部分だったがこの環境を一言で表すと「テーマが毒だから」「毒が主役だから」というのが理由だった。
デザイン演説2010→(http://mtg-jp.com/reading/translated/010037/)
の「2011年度目標#1:ブロックを経験にする」に書かれている一文↓
残念ながらこの言葉の背景に隠された意図はすぐには理解できなかった。
んで、昨日の事なんだけど唐突にAKKAさんに聞いたヴェンセールを利用した青白ブリンクデッキの事考えてて、「伝染病エンジンはヴァラクートに空気なんだよね」って言われた所で本当に効かないかなーって考えてて
単体ででかいタイタンにはほとんど効かない。
↓
あーでも、ゼンディカーの報復者いるからトークン一掃できるじゃーん。
↓
良く考えたら+1/+1カウンターが既に乗っかってる状況だと相殺して-1/-1カウンター無くなる。
↓
-1/-1カウンター増殖できないじゃん!
↓
弱っ!(笑)
って結論になった。この話が烈日とどう関係してくるかっていうともし烈日を再録したらミラディン軍側も増殖を有効利用できちゃうって事に気づいたんだよね。
この環境のテーマはミラディン世界に侵食する毒、毒が増殖する事によって感染が広がっていくっていうのがイメージだったのにも関わらず、烈日クリーチャーが居た場合クリーチャーは感染せずに(+1/+1カウンターと相殺してしまい-1/-1カウンターが乗らないから増殖も出来ない)逆にミラディン軍が+1/+1カウンターを増殖しだすというイメージや背景と似つかわしくない状況を作り出すという事に気付いた。
ゲーム上では(プレイするにあたって)問題ないのかもしれないけどストーリー的には似つかわしくない。だから烈日クリーチャーを再録しなかった。
という風に勝手に妄想して結論付けた。
ただ折角物語が有り、物語にそってカードがデザインされているんだから効果だけでなく物語も楽しんでもいいんじゃないだろうか。とは思う。どうやってマジックを楽しむか、それは個人の自由なので強制はできないのだけど。
-SoMに烈日クリーチャーが再録されなかったわけ-
マローのコラムを読んでいて疑問に思ったのが(マローのコラムは上質だから是非読む事をお勧めする、公式に翻訳記事も多く上がってるけど訳されてないのも有るので英語の公式HPも見た方が良い。)何故烈日(基+1/+1廻りのメカニズム)が再録されなかったのかという事だった。
おかしなことがやってきた その1
http://mtg-jp.com/reading/translated/008400/
おかしなことがやってきた その2
http://mtg-jp.com/reading/translated/008405/
おかしなことがやってきた その3
http://mtg-jp.com/reading/translated/010015/
この三つのコラムでどうやってSoMが出来上がったか、何がしたかったのか書いてあるんだけど、腑に落ちないのが何故+1/+1カウンターを用いるクリーチャーがSoMに居ないのかという事だ。
「おかしなことがやってきた その2」に一応説明がされている↓
ところで、感染がプレビューされてから、色々な推測が乱れ飛んでいた。曰く、ミラディン軍は+1/+1カウンターを使い、-1/-1カウンターを使うファイレクシア軍との対比を強調するのではないかと。この2種類のカウンターの対称性は美的にはいいのだが、+1/+1カウンターと-1/-1カウンターを混ぜると大変なことになる。各ブロックでこの種のカウンターを1種類ずつしか入れないのは、盤面を見た時にどちらのカウンターか判らなくなることが理由なのだ。マジックの中心がゲームである以上、+1/+1カウンターと-1/-1カウンターを混ぜるという発想が真剣に検討されることはなかった。
勿論理由の一部としては正しいのだろうけど、残念ながらこの説明だけでは俺自身の中では納得できなかった。そりゃ-1/-1カウンターがX個乗ってるクリーチャーAと、+1/+1がX個乗ってるクリーチャーBが盤面に居た場合、ゲームをやってる当人達はまだしも初見で見た人にとっては分かり辛い状況だろう。(特にジャッジにとってクリーチャーに乗ってるカウンターが+1/+1カウンターなのか-1/-1カウンターなのかぱっと見たときに分からないと状況把握が難しいだろう)
ただ、接合を再録しなかった理由にはこれで十分なのだが烈日を再録しなかった理由にはならない。難しい盤面を作りだすカードには近年かなり寛容になってる。→(http://mtg-jp.com/reading/translated/002296/)この目覚めよ世界(ワールドウェイク)というコラムの中で獣性の脅威について触れているが、3種類のトークンを生みだす獣性の脅威の項目において盤面的にはかなり面倒くさい状況になるにも関わらず問題無いとしてリリースされたカードだ。
3種類のトークンを同時に生みだす獣性の脅威がOKで烈日クリーチャー(+1/+1カウンターが乗ったクリーチャー)が居たら駄目?そんなにプレイヤーは馬鹿じゃないしルールについてこれないとも思えない(カウンターの乗ってるクリーチャーのテキストに烈日持ちかそうじゃないか見ればカウンターの種類の判断が効く)。
わざわざ時のらせん時代に+1/+1カウンターと-1/-1カウンターは1つのオブジェクトには同居できないようにルール改正がされたし(対消滅するようになった)、烈日クリーチャーを再録した事により環境を破壊するほどの力は無いと思った。
結局コラムでは深く触れられてきていない部分だったがこの環境を一言で表すと「テーマが毒だから」「毒が主役だから」というのが理由だった。
デザイン演説2010→(http://mtg-jp.com/reading/translated/010037/)
の「2011年度目標#1:ブロックを経験にする」に書かれている一文↓
この物語は事実を元にセットに編み込まれたのではない。この物語はデザインの起爆剤だったのだ。実際、このブロックのデザインは、この物語を語ることそのものである。ミラディンの傷跡ブロックはアーティファクト・ブロックではない。確かに多くのアーティファクトが存在し、アーティファクト・テーマのカードは大量に存在するが、それはこのセットの根幹をなすデザインではないのだ。アーティファクトは、物語を語るための道具である。このブロックのデザインの中心にあるのは、出来事を描くこと、そしてゲームのプレイを通じてそれに命を与えることである。
残念ながらこの言葉の背景に隠された意図はすぐには理解できなかった。
んで、昨日の事なんだけど唐突にAKKAさんに聞いたヴェンセールを利用した青白ブリンクデッキの事考えてて、「伝染病エンジンはヴァラクートに空気なんだよね」って言われた所で本当に効かないかなーって考えてて
単体ででかいタイタンにはほとんど効かない。
↓
あーでも、ゼンディカーの報復者いるからトークン一掃できるじゃーん。
↓
良く考えたら+1/+1カウンターが既に乗っかってる状況だと相殺して-1/-1カウンター無くなる。
↓
-1/-1カウンター増殖できないじゃん!
↓
弱っ!(笑)
って結論になった。この話が烈日とどう関係してくるかっていうともし烈日を再録したらミラディン軍側も増殖を有効利用できちゃうって事に気づいたんだよね。
この環境のテーマはミラディン世界に侵食する毒、毒が増殖する事によって感染が広がっていくっていうのがイメージだったのにも関わらず、烈日クリーチャーが居た場合クリーチャーは感染せずに(+1/+1カウンターと相殺してしまい-1/-1カウンターが乗らないから増殖も出来ない)逆にミラディン軍が+1/+1カウンターを増殖しだすというイメージや背景と似つかわしくない状況を作り出すという事に気付いた。
ゲーム上では(プレイするにあたって)問題ないのかもしれないけどストーリー的には似つかわしくない。だから烈日クリーチャーを再録しなかった。
という風に勝手に妄想して結論付けた。
コメント
世界観設定をちゃんと意識してデザインするあたりは、やっぱりMTGは抜きん出てると思います。
前にどこかで読んだ、ウギンの目は最初、滅殺1持ったエルドラージ7/7クリーチャーになるミシュラ土地にする予定が、ウギンの目自体が生物という訳ではないので現在の形になった~も世界観を優先してですからねー。
いや、コレ俺の妄想ですよ?暇な時こんなくだらない事を思いついてムフフと自己満足してるだけなので基本イタイ子ですよ。
でも背景があるのは良いですよね。
神河時代にミラコーさんとかかなり力入れて日本語公式で英語小説を訳してくれてたんですが、あまり評判は良くなかったみたいでそれ以降小説翻訳載ってないんですよね。
個人的にはドハマりしてて是非復活して欲しい企画なのですが…。